文芸・評論

時代

泥棒と犬

文学作品のなかでも最高位の一つとして挙げられるところに「ノーベル文学賞」が挙げられる。日本人では川端康成と大江健三郎の2人が受賞している。他にも「候補者」のリストに挙げられた人物は三島由紀夫、井上靖、井伏鱒二、遠藤周作、村上春樹がいる。 本...
書評

モテ本案内51

「モテたい」は老若男女問わずして持っている欲求の一つとして挙げられる。昨今では「草食系男子」「肉食系女子」などがあり、それに関する本も出版されているほどである。最近では「非モテ」といった、モテることを拒んだ人や、結婚をしたくないという男性・...
時代

風狂の空 平賀源内が愛した天才絵師

江戸時代の後期に非常に有名な画家が存在した。 彼の名は「小田野直武」と呼ばれた。彼は蘭学者であり、作家、発明家であった平賀源内から蘭画(オランダ流の絵画)学んだという。日本画にどっぷり漬かっていたが、オランダ独特の絵画を観て小田野は衝撃を受...
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書評

乳豚ロック

「ロック」と言えば今年「ロックンロールボス」と称される矢沢永吉が還暦を迎えた。還暦を記念して様々なロックフェスに参加したり、ライブに参加したりと還暦を感じさせない、むしろ還暦を喜ぶかのように、YAZAWAロックを邁進している。 「ロック」と...
書評

中島敦「山月記伝説」の真実

中学か高校の国語の授業でおなじみの「山月記」。私は高校の時に山月記に出会い、テストの向けて暗記をするほど何度も読み返していた事を昨日の事のように覚えている。 その著者である中島敦はそれほど有名にならず33歳の短い生涯に幕を下ろした。 中島敦...
書評

辻井喬書評集 かたわらには、いつも本

セゾングループの創業者ある辻井喬氏は、詩や小説、エッセイにも活動の場を広げていた。91年に経営者から一線を退いた後にほぼ完全に文学の世界に活動の場を移し、文学のみならず書評においても活動を行っている人である。辻井氏は経営者になる以前からずっ...
戯曲・詩

アレクサンドル・プーシキン/バトゥーム

おそらく戯曲を書評するのは初めてである。 戯曲自体は私自身読んだことがないわけではなく、大学4年生の時にグリーグの曲のモチーフとなったヘンリック・イプセンの「ペール・ギュント」以来である。そもそも戯曲と言うのを知らない人のために少し解説をす...
エッセイ

老い人の町

日本ではもう20年以上も前から「高齢化社会」である。平均寿命が男女ともに世界一となっているだけあってその事実はもう覆すことができないほどにまでなった。 私がいつも思うのは「長寿」というのは果たして幸運なことなのかという疑問である。もちろん長...
SF

星のひと

全てはある不幸(?)から始まった。主人公の同級生の家に隕石が落ちてきたことから始まった。 隕石が落ちることはほぼゼロに近く、「ラッキーだったね」とか「大金持ちだね」と嫉妬の目を向けられる同級生の草太がいる。常に特別な存在でいたい主人公と、隕...
エッセイ

蝶々は誰からの手紙

丸谷才一氏はエッセイや小説としては有名であるが、書評かとしての一面もある。毎日新聞の書評欄は長年丸谷氏、もしくはそれに関連する人たちの独擅場であるからだ。しかし私は、丸谷氏に関して名前でしか聞いたことが無く、ましてや書評でも有名だと言うこと...
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