文芸・評論

エッセイ

エア新書―発想力と企画力が身につく“爆笑脳トレ”

もしも本書の帯紙を私が書くとしたらこうだろう。 「注意:本書は絶対に電車の中で読まないでください。  笑い過ぎて周りから変な目で見られても責任は一切の責任は負えません。」 これは絶対に家で読むべき一冊である。そして壁の薄いアパートに住んでい...
書評

時の歩みに錘をつけて

本書はニューヨークでレストランを経営している方が書かれた長編小説である。著者は単純に計算する限りで67歳であるわけだが、彼の自伝的作品と言っても差支えないと私は思う。 本書のタイトルにある「時の歩みに錘(おもり)をつけて」だが著者が生きた約...
エッセイ

常識崩壊

「食品偽装問題」「サブプライム」「ねじれ国会」など、日本の常識が崩壊していると元検事(通称、モト検、ヤメ検)の国際弁護士牛島信氏が、弁護士からの目線で今の事件や事柄について常識の欠如・崩壊を危惧しているエッセイ集であるが、本書自体は「Lex...
スポンサーリンク
書評

想い出のブックカフェ 巽孝之書評集成

今日は日曜日。 特段の例外がなければこの日の主要新聞は必ず「書評」の欄、読書案内の欄がある。書評をやっている私にとって勉強にもなり、参考にしているほどである。 著者は慶応義塾大学文学部の教授であるが、朝日新聞や読売新聞などで書評を担当したば...
書評

源氏物語、〈あこがれ〉の輝き

著者のノーマ・フィールド氏(以下:ノーマ氏)は大学時代にいやというほどその名を聞いた。ちなみに私ので他大学は小樽商科大学で、今はブームは去ったが「蟹工船」で有名な小林多喜二の母校である。ノーマ氏はシカゴ大学教授であり、日本研究者である。その...
時代

秘花

瀬戸内寂聴と言えば「源氏物語」の現代語訳として有名であり、本書のように時代小説や恋愛小説も手掛けている。最近ではケータイ小説も1作チャレンジしたが、1作で懲りた模様である。 それはさておき本書は世阿弥の晩年について書かれている。世阿弥の晩年...
書評

正直書評。

書評家の豊崎由美氏が「TV Bros.」の「書評の帝王 帝王の書評。帝王切開金の斧」から2004年3月〜2008年9月に取り上げられたものをまとめている。当時の話題作品を評価の高い順に「金」「銀」「鉄」の斧として、ストレートにそして評者自身...
書評

3時間で読める!ビジネス新書900冊

本書はビジネス書を70のテーマに分けて紹介している900冊も紹介するわけであるから紹介できるのかという疑いさえするがここは「新書マップ」の編集部。本書を通じて多くのことを学びとれる凄さを秘めている。 「新書マップ」なだけに新書の傾向について...
書評

太郎が恋をする頃までには…

「蔵前トラックⅡ」になって初めて小説の書評を行う(ただしノンフィクション作品を除く)。今年から月に一回以上は小説を書評するが前身のブログ以来となるのでうまくできるかはわからない。しかし自分が思った事をそのまま書くことがその第一歩と言えよう。...
書評

読んだ、飲んだ、論じた

本書は3人が1夜三冊ずつ、計23夜にわたって三冊の本について鼎談を行ったものである。3人は書評でも有名である。鹿島茂氏は「子供より古書が大事と思いたい」とはじめ多くの書評の著書も書かれており、福田氏は文芸評論家で「作家の値打ち」や最近では「...
スポンサーリンク