文芸・評論

書評

ぼくらが漁師だったころ

「漁師」の世界は過酷である。漁師の知り合いについて1人か2人はいるのだが、口々揃えてあまり薦められないと回答があった。もっとも漁師の仕事は海などを相手にする仕事であり、なおかつ最近では漁獲高が減り、なかなか収益も恵まれず「がんばっても報われ...
書評

私の息子はサルだった

何か息子が間寛平や岡村隆史と言ったサル顔の人が生まれたのかと思ったのだが、息子はサルのように叫ぶような子どもだという。そのような子どもが学校の中では、むしろ疎まれ、なおかつ、廊下に立たされると言った扱いを受ける。 しかしその息子の抱える親は...
書評

過ぎゆき

過ぎゆく日々の中には様々な思い出がある。その思い出には記憶や記録などがあり、恋愛や憎悪と言った感情もあれば、感動などといった感情などもある。その感情をいかにしてコントロールをすることも大事であるのだが、感情を「思い出」として残ったり、悩みと...
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書評

少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語

ただでしがない大学生がある少女との出会いによって生活が一気に急転するという物語である。その少女は本書のサブタイトルのような「屋根裏」に住んでおり、なおかつ少女の巡り合わせによって、大学生活はもちろんのこと、少女との距離もあり、青春が広がって...
書評

心は燃える

「燃える」ことは色々あるのだが、物理的に燃えると言うのもあるのだが、目に見えない心的な観点で「燃える」と言うのもある。熱血というような言葉があるのだが、それだけにあることに対して心をたぎらせることで「心が燃える」ことがある。 本書は短編集で...
書評

いつか、あなたも

人にはそれぞれの「縁(よすが)」がある。その縁は巡り巡って「終末」と呼ばれる人生の終わりの中で物語が生まれる。病魔に見舞われながら、家族の暖かさもある。その反面病気であるため、「決断」に迫られるような状況に陥ることがある。その姿もありありと...
書評

今日のハチミツ、あしたの私

蜂蜜園は私自身は言ったことがない。もっともどのような所なのか分からないのだが、ハチミツやローヤルゼリーなどを生産しながら、ミツバチを飼育すると言う役割がある。色々書いていくと非常に段階も多く、難しい仕事とも言われているのだが、それを楽しみに...
書評

空にみずうみ

東北で暮らす方々は震災以後の生活は大きく変化をしてしまい、その変化に順応出来る方々もいれば、順応できず、様々なトラブルに巻き込まれるような方々もいる。いずれにしても苦しい生活を強いられていることも多くある。元の生活に戻れた人もいれば、未だに...
ミステリー

逆向誘拐

企業には様々なデータがあり、その中には「社外秘」と呼ばれるようなデータまであり、社外に漏れることが許されないようなものがある。そのデータをわたって収奪を争うような戦いがある。その戦いの中で本書のタイトルにある「誘拐事件」が起こった。 誘拐事...
ミステリー

ニルヤの島

生体映像の技術が発展し、人生をコントロールが出来るようになったのだが、その中には死後の世界があるのか。そこには倫理や宗教など哲学的な概念が飛び交いつつも否定的な思想を持つ者もいた。 本書の舞台は近未来であるのだが、場所がミクロネシアである。...
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