日本人 ろくでなし 伝説のミスター麻雀、酒と女とカネの無頼75年 様々な人の「生き方」「人生」という本は目にしており、当ブログでも取り上げられているが、著者ほど「生きざま」といえるような一冊を目にしたことはない。あったとしても本書の帯紙にあるように無類派の囲碁棋士として知られた藤沢秀行くらいである。 前置... 2011.06.02 日本人書評
日本 日本一の桜 春は桜の季節である。関東のソメイヨシノはもうすっかり見頃を終えてしまったのだが、北海道のソメイヨシノやエゾヤマザクラはこれから開花・満開を迎える時期である。 本書は全国津々浦々の「桜」を紹介した一冊である。公園の半分以上が桜で占められている... 2011.04.23 日本書評
日本史 新左翼とロスジェネ 「左翼」という言葉が隆盛したのは1960年代後半から1070年代にかけてである。ちょうどそのときは「60年代安保」や「大学紛争」が起こった時期と重なる。 「左翼」というと、日本赤軍も思い出すがついこの前に永田洋子死刑囚が獄中で亡くなり、日本... 2011.02.12 日本史書評
日本人 101歳のアスリート 日本は「高齢化社会」と言われて久しく、平均寿命も戦後間もない頃とは比べものにならないほどの長寿国となった。しかも「ただ長寿が多くなった」だけではなく、「パワフルなご年配の方が増えた」ということもある。 本書は御年101歳ながらやり投げと円盤... 2011.01.23 日本人書評
日本 池袋チャイナタウン 「チャイナタウン」というと横浜の石川町を連想させる。そこには「横浜中華街」があり、中国人も数多くいる場所でも知られている。 しかし「チャイナタウン」は他にもあり、石川町以上に大規模な場所があった。 その場所は「池袋」である。あまり馴染みの薄... 2010.12.24 日本書評
日本人 京の花街「輪違屋」物語 「一見さんお断わり」、または「観覧謝絶」 京都の座敷や廓にはそういった断りが点在する。簡単に言えばぷらっと独りで立ち寄ることができない。馴染み客(常連客)の紹介がなければ初めて愉しむことのできない格式の高い所である。現在でいえば「会員制」と... 2010.12.22 日本人書評
日本人 東西豪農の明治維新―神奈川の左七郎と山口の勇蔵 明治維新はまさに「激動」と呼ばれた時代であった。新撰組や坂本龍馬、さらには薩長同盟など様々な人物が活躍し、約240年経った現在でも鮮烈な記憶を残し続けている。 さて本書はそのような所から少し離れた所、ちょうど農民にあたる人物たちがいかに幕末... 2010.11.29 日本人書評
日本史 昭和史を動かしたアメリカ情報機関 本書のタイトルにある「アメリカ情報機関」はご存じの方も多いが「CIA」のことである。CIAができたのは1947年の時であり、それまではOSS(戦略事務局)やCIG(中央情報グループ)を経て、国家安全保障法により誕生している。本書で紹介するの... 2010.11.14 日本史書評
外国人 北の後継者 キム・ジョンウン (株)オトバンク 上田様より献本御礼。 すでにメディアでは金正日の後継者は金正恩と報道されている。しかしこの後継者問題も5年(所によって10年)も報道され続けた。憶測も多かったようだが、正恩体制となった所で拉致問題や核問題、さらには人権と言... 2010.11.11 外国人書評
日本史 日本人の選択―総選挙の戦後史 今年の7月に参議院通常選挙が、昨年の8月には衆議院総選挙が行われた。そして来年には統一地方選挙が行われる。 ここのところほぼ毎年のように選挙が行われるが、国民・県民などそれぞれの「声」が一枚の投票用紙と化す。一票の投票用紙が重なり「国民の声... 2010.10.21 日本史書評