書評 「弱肉強食」論 「弱肉強食」は動物が生きていくにあたり、自然至極であり、かつ見えない「原理」である。では、その「弱肉強食」の原理はいつ頃から、そしてどのようにして生まれたのだろうか。 本書はその「弱肉強食」について生物学的な原理と人間、ひいては国家レベルで... 2011.10.27 書評生物学
書評 ニワトリ 愛を独り占めにした鳥 ニワトリほど日本人にとって親しまれた動物はない。ニワトリの卵は江戸時代の頃からあった(ただし、この時代は高価であったが)。 日本人だけではない。宗教的に牛や豚を食べることのできない国でもニワトリの肉を食べたり、家畜として育てるなど人類の中で... 2011.10.23 書評生物学
書評 皮膚という「脳」 心をあやつる神秘の機能 人体はまさに「不思議」に満ちている。その大きな理由の一つとして「人体」の解明は進んでいても、「すべて」解明できているというわけでは無いからである。まだまだ解明されていない部分があるため、「不思議」と言えるのである。 皮膚もその「不思議」の一... 2011.09.28 書評生物学
書評 解剖男 世の中には、様々な「男」がいる。 「電車男」「電波男」「青春男」…と枚挙に暇がない。 そしてここに新たな「男」が生まれた。 その名も、「解剖男」。 生物の進化をこの眼で見ようと、様々な動物の遺体を解剖に命を燃やす男を映した一冊である…とはい... 2011.07.29 書評生物学
書評 世界は分けてもわからない 今から5年前、著者は「生物」と「無生物」とを分けて考えてみた。その本がベストセラーとなり著者の名も、生物学を知らない人たちにまで広がった。その続編は著者がこれまで生物や細胞など、生物に関して様々なものを「分けて」きたのだが、その「分けて」北... 2011.07.06 書評生物学
書評 先生、カエルが脱皮してその皮を食べています! 本書のタイトルを見て少し驚いた。というのは蛇やトカゲが脱皮するのはわかるが、カエルも脱皮すること、そしてその皮を食べることに、である。生体の神秘はつくづくおく深く、かつ面白味を感じてしまう。 本書はカエルばかりではなく、ヤギ、カニ、カラス、... 2011.03.31 書評生物学
書評 寿命論―細胞から「生命」を考える 人間にも例外がないように、動物・植物などありとあらゆる「生きる」ものには「寿命」が存在する。しかし生物によってはわずか数秒で寿命を迎えたり、あるいは「鶴は千年、亀は万年」という言葉の如く長生きする。 本書は「細胞」という観点から寿命のメカニ... 2011.01.21 書評生物学
書評 透明人間の作り方 「透明人間」というとSFや架空の作品でよく出てくる人物(物体?)の話とイメージしている。科学がいくら進化を遂げていたとしても所詮は「おとぎ話」だと思っていた。しかし本書は本当に透明人間がつくれる時代が到来するという。その一つとして「メタマテ... 2010.03.14 書評生物学
書評 なぜ飼い犬に手をかまれるのか 「飼い犬に手をかまれる」となると犬と飼い主の信頼関係が成り立たず、ましてや上下関係が飼い犬の方が上という状態に陥っている証拠である…と言いたいところだが、事実私は犬を飼ったことがないので「飼い犬に手をかまれる」と言われてもピンとこないが、あ... 2009.10.01 書評生物学
書評 昆虫力 小学校の時に「昆虫採集」をした人はどれくらいいるのだろうか。私の小学校時代は昆虫採集はあまりやらなかったにしても外で遊ぶことと自分、もしくは友達の家でテレビゲームの半々であった。小学5年生以降になると第二・第四土曜日が休みとなったためその日... 2009.02.17 書評生物学