書評 贈答の日本文化 贈答の文化は世界中に形は違えど存在する。日本でもその例外ではなく、夏の「お中元」やもうそろそろやってくる「お歳暮」などが代表的である。ほかにも「結婚祝い」や「出産祝い」、「快気祝い」などの祝い事にも贈答の文化が根付いており、その「お返し」も... 2011.10.12 書評民俗・風評
医学 看護崩壊~病院から看護師が消えてゆく 現在の医療制度について「医療崩壊だ」と叫んでいる論者も少なくない。現在の医療制度ばかりではなく医療業界でも悲鳴を上げているのだが、その一つには「看護師不足」が挙げられている。 「白衣の天使」と呼ばれる看護師であるのだが、その実態は「過酷」と... 2011.10.11 医学書評
エッセイ 世界を、こんなふうに見てごらん 動物の見る「世界」は実に不思議なものである。本書は動物行動学者が綴った動物の視点と自らの視点をあわせ持ったエッセイ作品集である。 全部で10編のエッセイと1編の講演録が収録しているのだが、チョウをはじめサル、クラゲ、イルカなど多種多様な動物... 2011.10.10 エッセイ書評
仕事術 部下には数字で指示を出せ 儲ける課長の会計力 著者の望月様より献本御礼。 今年の夏のビジネス書は「数字」や「数学」で乱舞したといっても過言ではない。その理由は様々であるが、一つにはビジネスを行っていく上でそれらが、いかに重要であるのか再認識され始めたのかもしれない。 本書も「数字」の需... 2011.10.06 仕事術書評
書評 たった一度の人生を記録しなさい~自分を整理・再発見するライフログ入門 ダイヤモンド社 市川様より献本御礼。 「もし人生が二回あればお母さんの言う通りに高校へ行くけど、 一回しかないんだから自分の自由にさせてください。」 これはプロレスラーを経て総合格闘家として活躍し、現在は全日本プロレスで活躍している船木誠勝... 2011.10.05 書評自己啓発
仕事術 20代でムダな失敗をしないための「逆転思考」 著者の上田様より献本御礼。 このごろ「思考法」の本がビジネス書の中でとりわけ多い。その大きな要因としては、ビジネス書の本当の価値となる「実践」を容易に行えるところにあるのかもしれない。 本書は若くして起業し、幾多の失敗を重ね、現在では「Fe... 2011.10.04 仕事術書評
日本 アキバを創った12人の侍 かつてから電気街と言われ、今となってはオタクの聖地の一つと言われている秋葉原、通称「アキバ」。そのアキバは現在のように変容していったのか。そしてこれからのアキバはどのように変容していくのかについて、本書では実際に現在のアキバに変容させた方々... 2011.10.03 日本書評
エッセイ 象の背中で焚火をすれば 「地震」と「原子力」 今年はこの2つの単語が頭から離れられないと言っても過言ではない。3月11日に起こった「東日本大震災」は東北どころか日本全体にとっても大惨事と言える。そこから復興をしている矢先に台風12・15号が日本を直撃し、復興の道の... 2011.10.02 エッセイ書評
時代 雪姫(ゆき)―遠野おしらさま迷宮 岩手県の遠野というと「河童」が有名である。私だけかもしれないが「遠野=河童」という固定観念に支配されているのかもしれない。 元々は「遠野物語」の説話により生まれたものであるが、この作品は最も有名な民俗学者の一人である柳田國男が1910年に発... 2011.10.01 時代書評
世界史 日本の1/2革命 西洋では「ピューリタン革命」「名誉革命」「フランス革命」「ロシア革命」など様々な革命が近世から近代のあいだで起こった。 では、日本ではどうか。ほぼ無いというに等しいかもしれない。唯一あったとしても1853年の開国から明治維新を指すことが多い... 2011.09.30 世界史書評