書評

その意図は見えなくて

物事には「視点」はもちろんのこと、当事者における「意図」が存在する。事により意図が無かったり、視点が少なかったり、逆に多かったりする。本書は表題作を含めた5つの短編集であるが、その中に収録されている表題作は第42回小説推理新人賞受賞作である...
哲学

「小さな歴史」と「大きな歴史」のはざまで

「歴史」は人類はもとより、森羅万象が長らく進化を続けてきた足跡である。しかしその「足跡」の中には失われたもの、都合良く解釈されたものまであり、その認識を巡ってのいざこざもある。日本でもある「歴史認識問題」もその一つである。また「歴史」と言っ...
書評

あなたにオススメの

本書のタイトルはけっこうどこにでもあるような感じがしてならない。かつてはAmazonにて本を選ぶと、購入や閲覧履歴から「あなたへのおすすめ」として列挙されてくるのだが、ここ最近では買い物を行うためのサイト、さらには動画に至るまで「おすすめ」...
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仕事術

シン・君主論 202X年、リーダーのための教科書

歴史的な古典がビジネスに通用する要素は沢山あり、それをもとにビジネス、人生にどう活用していくのか、あるいは名著に関しての「解釈」について取り上げている本は数多くある。そこで本書である。本書はマキャヴェッリの名著として知られる「君主論」をリー...
ミステリー

群青の魚

本書は2人の若き警察官が、特養老人ホームで入所者が殺害された事件を追っている。なぜ本書のタイトルは、冒頭にて言及しているが、生ける魚は水流に逆らって游(およ)ぎ、死せる魚は水流とともに流る「内村鑑三全集15」p.81よりから来ているようであ...
哲学

人間の自由と物語の哲学―私たちは何者か

小説をはじめとした物語の中には登場人物がおり、周囲の人びとと織りなすことが多い。もちろん中には人間一人が出てきて、周囲の事象との関わりを描くケースもある。もっとも登場人物たちにも、それぞれのアイデンティティがあり、なおかつ哲学があるのだが、...
ミステリー

ノワール・レヴナント

本書の表紙にはトランプを行っている女子高生の姿がある。トランプのゲームによっては心理的な駆け引きが求められることもある。そのトランプにおける「数字」と、駆け引きが本書にて展開されている。本書はとある男子高校生を主人公にしている。その高校生は...
国内

「ヤングケアラー」とは誰か 家族を“気づかう”子どもたちの孤立

「ヤングケアラー」は前々からあるのだが、私自身初めて知ったのは5月、当ブログにて取り上げた記事が初めてである。よくよく調べてみると、2010年代あたりから実態調査はもちろん事、それに関しての支援の動きも見せている。今一度取り上げる必要がある...
エッセイ

世にも美しき数学者たちの日常

数学者の「日常」というよりも「生態(?)」を追った一冊である。大学教授はもちろんのこと、数学講師、数学に精通している人物など本当の意味で色々な数学者と会いインタビューを行っている。数学の魅力、さらに数学研究の魅力など余すところなく綴られてい...
国内

パパ活女子

先日どこかの国会議員がパパ活疑惑をかけられたのは記憶に新しい。もっとも「パパ活」自体は言葉としてここ最近できているものの、かつては「援助交際(援交)」として扱われてきた。なぜ「パパ活」と言う言葉がつくられたのかの源流は不明だが、できたばかり...
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