外国人 マックス・ウェーバー-近代と格闘した思想家 社会学、資本主義、政治思想など、ありとあらゆる学問にて「合理性」を始め、画期的な学説を発表し、なおかつ「職業としての学問」や「職業としての政治」など多くの著書を上梓してきたマックス・ヴェーバー(マックス・ウェーバー)が没してからちょうど10... 2020.10.27 外国人書評
医学 安楽死・尊厳死の現在-最終段階の医療と自己決定 本書は「安楽死」と「尊厳死」について取り上げているが、実は2つとも同じように見えて、意味合いが全く異なる。「安楽死」は、 助かる見込みのない病人を、本人の希望に従って、苦痛の少ない方法で人為的に死なせること。「広辞苑 第七版」より とあり、... 2020.10.05 医学書評
書評 ウニはすごい バッタもすごい – デザインの生物学 動物は数え切れないほどの種類があり、中には人では想像もし得ないような要素がある。本書で紹介するウニやバッタをはじめとした動物には、想像し得ない「すごい」特性があるのだという。その特性とはいったいどこにあるのか、デザインの観点から取り上げてい... 2020.09.27 書評生物学
仕事術 海外で研究者になる-就活と仕事事情 昨年の統計になるのだが、小学6年生男子が将来なりたい職業として第1位には「公務員」で、第2位は「研究者」という結果があった。安定的な傾向があるように見えて、一つのことにこだわってみたいという傾向が強いのかもしれない。 本書はその研究者の日常... 2020.07.25 仕事術書評
外国人 ヴィルヘルム2世 – ドイツ帝国と命運を共にした「国民皇帝」 ドイツ帝国最後の皇帝であり、プロイセン王国最後の国王でもあったヴィルヘルム2世は、一貫した帝国主義を主張し、第一次世界大戦の引き金を招いた。さらにその世界大戦で実権を喪失し、さらにはドイツ革命までもたらされ、退位・亡命し、生涯を終えると言っ... 2020.07.20 外国人書評
日本史 太閤検地-秀吉が目指した国のかたち 豊臣秀吉が「太閤」になってから盛んに行われた検地であるが、検地はいったい何なのかと言うと、 「豊臣・徳川政権下で、村内の田畑・屋敷を一筆ごとに間竿(けんざお)・間縄などを用いて測量し、段別(たんべつ)・品位・石高・名請(なうけ)人を定める、... 2020.06.12 日本史書評
日本史 織田信忠―天下人の嫡男 天下人となった織田信長の嫡男であった織田信忠(おだのぶただ)は織田家当主の後継者として有力で、なおかつ家督を継ぎ、天下人としての道を進もうとした矢先、本能寺の変にて、父・織田信長とともに自害したことで知られている。わずか26年の生涯であった... 2020.03.21 日本史書評
日本史 日本統治下の朝鮮 – 統計と実証研究は何を語るか 1910年の朝鮮併合から、1945年の大東亜戦争終焉まで日本の植民地となった朝鮮半島。その朝鮮半島では創氏改名をはじめ、日本の文化に改めたり、弾圧を受けるといった論調が主だったのだが、果たして併合後の朝鮮半島はどうなったのか、併合後の史料を... 2020.03.16 日本史書評
日本人 小泉信三―天皇の師として、自由主義者として 本書で取り上げる小泉信三は経済学者であり、本書のサブタイトルにもある「天皇の師」でもあった。その「天皇」は現在の上皇陛下であり、戦後間もない時に教育掛となった経緯がある。こちらの詳細については第4章で詳しく述べることにするのだが、経済学者と... 2020.02.23 日本人書評
仕事術 理科系の読書術 – インプットからアウトプットまでの28のヒント 「本を読むのが苦手」と言う人は少なくない。かつて「蔵前トラックチャンネル」のYouTubeチャンネルで取り上げていた時のこと、そういった悩みを抱えるメール、あるいは実際に出会う方々のなかにもそういった人から「私、本が苦手で、どうやったら沢山... 2020.01.08 仕事術書評