小説

ミステリー

ほんのこども

「子ども」と言うと純真無垢であり、なおかつ可愛い存在とも言える。しかし純真であるが故に、時として残酷な言葉をなげかける、あるいは残酷なことを行おうとすることもある。 しかしそれらは自発的に行うと言うよりも、両親、さらには周囲の人物の影響によ...
書評

全部ゆるせたらいいのに

「許す」と言う言葉は、人の度合いによってできるかどうかが大きく異なってくる。よくある「あたりまえ」や「ありがとう」と同じようなものなのかも知れない。 今ある状況が、自分自身の持っている許容量を超える様な事になった時、そういったことが突然起こ...
時代

ワカタケル

ヤマトタケルの物語の中に「ワカタケル」という人物が出ている。2012年に上演されたスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」でも、現在活躍している五代目市川團子の初舞台のためにワカタケルを配役をつくったのは有名な話である。 そもそも「ワカタケル」は実在...
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ミステリー

目を見て話せない

「コミュ障(コミュニケーション障害)」をひとえに言っても、様々な種類がある。本書の主人公は話すときに目を見て話すことができない状況もあり、元々はマンガだが、アニメ・ドラマにもなった「古見さんは、コミュ症です。」の主人公の場合はそもそもの人付...
時代

ほたる茶屋 千成屋お吟

江戸の中心地の一つである日本橋にてとある茶屋があった。その茶屋にあるお客が来店した。そのうちの一人には相談屋の女将であり、その悩みを聞くために茶屋に訪れた。もう一方はその相談を行ったのだが、会津の地から遠路はるばるやって来たのだという。 そ...
書評

リボンの男

今となっても主婦はいるのだが、もう一つ「主夫」の存在もある。最近ではアニメ・ドラマにまでなった「極主夫道」もあるほど、題材となっているものも数多く、実際に主夫を行っている方の本も読んだことがある。 さて本書も「主夫」を描いているのだが、幼稚...
ミステリー

まりも日記

猫は不思議な生き物である。固体にもなり液体にもなりと言うのもあるのだが、気まぐれで、なおかつ表情・行動ともにかわいさを見出し、どうしても放っておけない、もしくは魅了されてしまう人も少なくない。かくいう私もその一人である。その影響もあってか猫...
時代

さみだれ

「シリアルキラー」と言う言葉を聞くことがある。心的な快楽のために殺人を犯す、その殺人の中には猟奇的なものを行うような人もいる。 このシリアルキラーが定義されたのは昭和末期のことであり、それ以前は連続殺人犯や武士のいた時代では「人斬り」といっ...
SF

数式に記された愛

本書のタイトルからして数学者が主人公なのかと思いきや、実は発明家だった。もっと言うと、「『愛』について数式を使って証明せよ」といった問題を解く物語なのかとも邪推したのだがそれでもない。 ではいったい本書はどのような物語かというと、発明家の主...
ミステリー

だから殺せなかった

今となってはネットニュースなどが広がりを見せており、その一方では新聞の売り上げは右肩下がりと言われている。特に10代にいたっては新聞購読での情報収集する時間がほぼない(あっても0.2~0.3分)といった衝撃的な結果が出たことが報じられた。か...
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