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時間

過ぎゆき

過ぎゆく日々の中には様々な思い出がある。その思い出には記憶や記録などがあり、恋愛や憎悪と言った感情もあれば、感動などといった感情などもある。その感情をいかにしてコントロールをすることも大事であるのだが、感情を「思い出」として残ったり、悩みとして引きずったりするようなことがある。 その中でも本書は過ぎゆく日々を引きずるようなことを描いた短編集である。全部で7編あるのだが、その7編には様々な人が交錯し […]

まっぷたつの先生

「まっぷたつ」と言っても物理的にそうなったら怪奇小説であるのだが、本書はそうでなく、人格、あるいは時間軸的に「まっぷたつ」を表している。「時間軸的」というのが本書において最も重要な要素であり「現在」の自分と「過去」の自分それぞれを表している。その表している中でどのような交錯があったのかを描いている。 その交錯は人間における変化を表している一方で、ある年代を2つ取り上げつつ、ぞれぞれの境遇と過去と現 […]

時を刻む湖――7万枚の地層に挑んだ科学者たち

私自身「湖」をあまり見たことがない。そもそも湖に面したところに住んでおらず、なおかつ旅行にすら行ったことがないためである。そう考えると湖はぜひ見てみたいのだが、その「湖」にもいろいろな種類がある。 中でも本書で取り上げる「湖」には地球の歴史そのものを表しており、「標準時計」の役割を持っているのだという。その奇跡の湖はどこにあるのか、どのような役割を担うのか、20年以上にわたる長い記憶を追っているの […]

年収300万円はお金を減らす人 年収1000万円はお金を増やす人 年収1億円はお金と時間が増える人

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 人の行動や考え方、さらにはマインドのあり方によって年収が大きく変わる。その年収の次第によってどのような行動・マインドなどのあり方が変わってくるのか、本書は「年収300万円」「年収1000万円」「年収1億円」に分けて紹介している。 第1章「行動編」 得意分野や苦手分野、仕事のこなし方からオリジナリティ、まねぶ、売り込みや意識などの行動のあり方について年収の違 […]

鸚鵡楼の惨劇

本書の舞台は1962年、東京都新宿区にある小さな洋館「鸚鵡楼(おうむろう)」と呼ばれるところである。そこで起こった事件は50年に渡って続くものだった。実際に事件が起こったのは冒頭にもあったように1962年だが、その後1991年にはその事件による恐怖が漂っていた。 その漂っている恐怖が再び2013年に現実となって現れたというのが本書の物語である。異なる時間軸でありながらも、同じ場所で起こる惨劇、その […]

デスマーチに追われるIT技術者が勉強せずに英語力を身につけてキャリアアップした方法

著者の鈴木様より献本御礼。 私自身は著者ほどではないものの、毎日終電まで働くような時期があった。そのような中でも読書は忘れておらず、書評も欠かさなかった。どんなに仕事が忙しくても、やりようによって変えることができれば、何にでも変わることができる。本書でもITでいう所の「デスマーチ」と呼ばれるような残業続きの状況でも英語を学び続け、キャリアアップを果たすことができたという。その考え方や行動の仕方を取 […]

お金持ちになる男、貧乏で終わる男

著者の臼井様より献本御礼。 お金持ちになる人、貧乏になる人、成功する人、成功しない人など、そうなるのにも理由がある。その理由に「習慣」は避けて語ることができないほどである。その「習慣」には、色々なものがあり、本書でも「思考」「付き合い」「金銭」「時間」「こだわり」「勉強」「言葉」と多岐に渡っている。本書はあくまでも「お金持ち」にフォーカスをし、そうなるための習慣とは何かを伝授している。 1.「この […]

14歳のための時間論

時間は誰にでも24時間平等にあるといわれている。しかしその時間は1秒経ってしまったら決して戻ることはない。そう考えると「時間」は不思議なものである。果たして誰にでも同じようなものなのか、そしてなぜ戻らないのか、そもそも時間はどのような存在なのかという疑問がどんどんと出てくる。 そういった考えは哲学の観点から解き明かしている本はあるものの、科学的に解き明かした本はなかなかない。しかも本書は「14歳の […]

時間はなぜ取り戻せないのか

人は誰しも「過去に戻りたい」「時間を戻したい」という状況が何度かある。しかし実際は過ぎ去った時間を戻すことはできない。しかしなぜ「時間」を戻すことができないのか、それを科学的な見地から考察を行った事はなく、むしろ「哲学」の見地から取り上げたことは何度もあった(当ブログでも「時計の時間、心の時間」という本を書評したことがある)。 そこで本書である、本書は物理学の分野から時間の起源はどこにあるのか、そ […]

時間旅行は可能か?――相対性理論の入り口

ドラえもんのようなアニメやバック・トゥ・ザ・フューチャーのようなSF映画にて、過去・未来かかわらず時間旅行をする様子が映し出されることがある。いわゆる「タイムマシン」を使っているわけであるのだが、現実に時間旅行をするのであれば、本当に可能なのか、もしそうなるためにどのような要素が必要なのだろうか、本書はアインシュタインにより確立された「相対性理論」とともに説明している。 第1章「時間旅行の予備知識 […]