TAG

アイヌ

アイヌのことを考えながら北海道を歩いてみた 失われたカムイ伝説とアイヌの歴史

私自身北海道の出身であるため、小学校の頃からアイヌのことについての勉強をしており、アイヌという言葉や文化を聞くと懐かしささえ感じられる。昨今では完結したマンガ「ゴールデンカムイ」が人気を呼んでおり、アイヌの人・文化に対する認知も広まっていったと実感もしている。もちろんアイヌに関しての議論は様々であるが、私としては良くも悪くもアイヌの文化について認知が広まったとポジティブに受け止めている。 アイヌと […]

1時間でわかるアイヌの文化と歴史

今年の7月12日に、北海道白老町にて「民族共生象徴空間(通称:ウポポイ)」が開業した。アイヌの神話・歴史と、文化や出来事など、アイヌにまつわることが数多く展示されている。また共生公園などが存在するなど、アイヌ文化を学ぶだけでない役割も担っている。またこの開業の3ヶ月後にはアニメ「ゴールデンカムイ」の第3期の放送が開始された。 アイヌ民族を始め、アイヌ文化を学ぶ機会はドンドンと増え始めている。本書も […]

ラストアイヌ 反骨のアイヌ歌人森竹竹市の肖像

アイヌ文化は内地と呼ばれる本州とは一線を画して独特の文化を育んでいった。最近では「ゴールデンカムイ」など多くの作品にてアイヌ文化が取り上げられ、認知が広がりつつある。 しかしアイヌはかつて「迫害」と呼ばれる歴史を辿ってきており、その度に抵抗をおこなってきた。有名どころとしては1669年に起きた「シャクシャインの戦い」や1789年に起きた「クナシリ・メナシの戦い」がある。明治になってからは続々と内地 […]

モノから見たアイヌ文化史

私自身、北海道出身であることからアイヌ語やアイヌ文化には些か興味がある。もっともアイヌ文化についてはある程度知識はあったのだが、それを広く世に伝えたというと、過去に2度アニメ化されたマンガ「ゴールデンカムイ」がよい例である。 本書はアイヌの文化を「モノ」の観点から取り上げている。 Ⅰ.「日本史とアイヌ史」 日本の歴史の中にアイヌ民族は切っても切れない関係となっている。その関係はどのようなものだった […]

アイヌの世界

北海道出身である私にとって「アイヌ」は切っても切れない、というよりも北海道とアイヌは切っても切れないものである。小学校時代の時にはよくアイヌに関する授業も受けたことがあり、地名もアイヌ語からきているものも多い。 しかしそのアイヌ民族はいったいどのように伝えられており、かつ文化や言語が栄えたのか、本書はそれらの考察を行っている。 第一章「DNAと言語からみたアイヌの起源」 本書における考察の中心は「 […]

わしズム 2008年 11/29号

まずこのアイヌ問題が取り上げられた理由が2つある。ひとつは中山元国交相の「単一民族」発言。もう一つは今年の6月6日に「アイヌ先住民族決議」が衆参両院で全会一致で採決された。しかしこれでよかったのだろうかという疑いは残る。「SAPIO」でアイヌが取り上げられたことに感化し、そしてこの「わしズム」を書評するに至った。 今回取り上げるのはアイヌにまつわることだけなので後半に関しては一切取り上げない。 さ […]

アイヌの歴史―海と宝のノマド

11月12日号の「SAPIO」の「ゴーマニズム宣言(以下、ゴー宣)」や「わしズム(後日書評予定)」においてアイヌ問題について取り上げられていた。実際アイヌのことについてはなけなしではあるが知識はある。北海道出身であること、小学校時代アイヌの歴史について数多く授業で扱われたために知識を得ることができた。しかし大学に入ってからアイヌの歴史や文化についてそれほど勉強していなかったためアイヌについての突っ […]