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偏見

AV女優の家族

「AVに関わっている」と言うだけで偏見を持たれることが多くある。メディアでも取り上げられるのだが、その頻度はわずかなものである。その一方で、ここ最近ではアイドル視されているような感があるという。そのAV女優たちの現実と信念、そして家族たちはどのような想いなのかを取り上げているのが本書である。 Chapter1「白石茉莉奈」 白石茉莉奈は既に結婚しており、家庭も持っている。しかしその夫に隠して仕事を […]

車椅子の横に立つ人―障害から見つめる「生きにくさ」

生きにくい世の中である。しかし何かしらのハンディを持っている方々はその度合いが強いという。しかしこの「生きにくい」の度合いは、車椅子を押している方々もハンディを持っている人と同じように強い。車椅子を引いている、ただそれだけなのに、なぜここまで生きにくいのか、そして生きのびるためにどうあるべきか、本書は文化論的な観点から取り上げている。 1.「言葉にできない生きにくさの前で」 近頃ではある種自動車の […]

人間の偏見 動物の言い分 動物の「イメージ」を科学する

動物に対するイメージは人それぞれにあるのだが、時にはその「イメージ」が「偏見」としてもたれることも少なからずある。「偏見」自体も個人にあるものもあれば、世間一般において存在するものも少なくない。 その偏見に対して動物たちはどのようなメッセージを送り、人間と動物たちのイメージはどう形作られているのかを科学的な見地で論証しているのが本書である。 第1章「たくさんある動物にまつわる言葉」 諺・四字熟語な […]

シュリンクス-誰も語らなかった精神医学の真実

精神医学は21世紀の医学の中でも重要な位置を占めている。その理由として精神的な疾患を負う人が多くなり、なおかつそれに関する医療が進歩する必要があることにある。しかしながら精神医学は医学の中でも「異端児」として扱われ、なおかつ批判や疑惑にさらされてきた。その精神医学はどのような医療が行われ、学術的な進化を遂げてきたのか、その光と闇をアメリカ精神医学界の第一人者が綴っている。 Ⅰ.「診断をめぐる物語」 […]

ハーフが美人なんて妄想ですから! ! – 困った「純ジャパ」との闘いの日々

皆さんは「ハーフ」というとどのような印象を持つだろうか。私の場合は、ハーフというとそれぞれの良いところのかいつまんだ「いいとこ取り」の印象を持ち、才色兼備の印象を持ってしまう。 しかし実際には「ハーフもいろいろ」であるのだという。本書は固定観念としてあった「ハーフ」の実態を明らかにし、なおかつ日本人(本書では「純ジャパ」と定義している)が持っているハーフの困った考え方などについて取り上げられている […]