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国防

兵器を買わされる日本

著者によれば、2012年に安倍晋三が首相に再登板してから防衛費が右肩上がりを続けていると糾弾している。もっともその時期は中国や北朝鮮の脅威により、防衛を図っていくために防衛費を上げると言ったことが狙いだった。しかしそれだけでなく、アメリカではドナルド・トランプが大統領に就任してからトランプが対日貿易赤字の削減を図るべく、通称「思いやり予算」を引き上げると言った動きもある。 その中で本書は日本の防衛 […]

日本4.0 国家戦略の新しいリアル

様々なことが日進月歩で進化を続けている。日本もその例外ではなく、国家的な進化を続けていると言っても過言ではない。 その日本はどのように進化をして4.0をなしていくのか、国家戦略的な進化の観点から取り上げている。 第1章「日本4.0とは何か?」 そもそも日本4.0とはどのようなものなのかそこには江戸から明治にかけて、脈々と受け継がれたシステムがキーポイントとなる。そのキーポイントが北朝鮮などからの外 […]

情報機関を作る 国際テロから日本を守れ

アメリカではCIA、ロシアではKGB、イギリスではSISと言った機関がある。それらは「情報機関」と呼ばれ、諜報活動を行うのみならず、防諜活動といい、海外の諜報を防ぐ行為も行うようなことさえある。 日本にも諜報を受けるようなことがあり、識者の中には「日本は情報的にも筒抜けの社会」と揶揄されるようなこともあるのだが、実際には内閣情報調査室(内調)といったものがあるので、ないわけではない。そもそも情報機 […]

真説・国防論

国を守る上で最も重要な要素である「国防」。もちろん軍事的な防衛もさることながら、世界情勢からの変化に対応することもまた「国防」である。 その国防を行ってゆくにあたり、何が必要なのか、そして日本の立ち位置と国防を選択するためにはどうしたら良いのか、その参考となる一冊である。 第1章「真の「国防」とは何か?」 そもそも「国防」とはいったい何か、もちろん「国を外敵から防ぐ」ことを表しているだが、その「防 […]

国防軍とは何か

日本国憲法の第9条には、 「1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。  2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」(「インターネット六法」より) とある。つまり日本は相手国と戦うための軍を持つことができないし、交 […]

どうする!依存大国ニッポン

日本は何もかも依存してしまっている国と見られても仕方がない。すでにいくつかの本でも説明しているが日本の食料自給率は40%(カロリーベース)である。食糧のほとんどが輸入に頼っている現状がある。 それだけではない。原子力などのエネルギーや鉱物などの資源、さらに兵器に至るまで海外に依存してしまっている。 「島国」であること、国土が狭いこと、「敗戦国」であることと言うように理由づけであればいくらでもできる […]

戦争と権力―国家、軍事紛争と国際システム

文明が起こってからゆうに数千年の時が流れた。その中では数え切れないほどの戦争や紛争などの諍いや争い事が起こったのは言うまでもないことである。 その悲しみに巻き込まれればその仕返しのごとく戦争をする。実際に「戦争をやめよう」と大々的に取り上げたのは日本が先だったのかもしれない。 第二次世界大戦が終わって約64年経つがそれでも戦争は至る所で起こっている。 日本ももはや他人事ではなくなってきており、イラ […]

石破茂の国防

本書は著者が防衛庁長官での経験をもとにいま日本はどうあるべきかをつづった半自伝的1冊である。石破氏は現在防衛大臣についており国防に尽力されている。著者が防衛庁長官のときには9.11の後、アメリカのアフガン侵攻、そしてイラク戦争と世界的にも混とんとした状況下で国防に際して尽力した。そういう機会に恵まれたからでこそ著者は防衛大臣としてふさわしいのではないだろうか。 イラクへの人道支援の判断と自衛隊の在 […]