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実践

王様の速読術

サラリーマンは「忙しい」と言われる。日本社会において「忙しい」と言うのは肯定的に扱われており、ワーク・ライフ・バランスと叫ばれている時代であってもまだ「働きたい」という考えの人が多いようである。日本人の特性なのかどうかは考察する余地はあるが、その中でも読書をしたいという人は多い。世の中には数多くの「速読術」が世に出ているが、それをやったからと言って効率的に読めるというわけではなく、「ただ速く読む」 […]

李登輝の実践哲学―五十時間の対話

おそらく私の尊敬する李登輝の本の中でこれほど本懐を示したものはないだろう。彼自身自分が学んだ哲学を実践し、学んだ学問を政治の世界で昇華し、台湾民主化を実現させたのだから。本書はその哲学の実践を李登輝自身が学び、実践したものを井尻氏との対談によって明らかにした一冊である。李登輝のことについて学びたい人にとっては若干とっつきにくいので、「李登輝学校の教え(小林よしのりとの共著)」、または漫画で「新・ゴ […]

ゆるしの法則

21世紀は「心の世紀」と言われるだろう。少なくとも日本ではその通りになることは確信している。というのは戦後高度経済成長により物的には急速に豊かになった。しかしそれが反比例するかのように心が貧しくなっているようでならない。地域コミュニティが薄弱化し、他人に対する関心が薄れ、いじめや妬みというのが顕著になり、さらに大人たちでも「モンスター・ペアレント」や「クレーマー」の存在が明るみに出始めた。 ではこ […]

口ベタなあなたを救う しゃべる名刺

著者の中野様より献本御礼。 先日の川上氏の出版記念セミナーの時に名刺交換とともに献本してくださった一冊である。結論から言うと、献本されていなくとも、お金を支払っても、予約をしてでも購入すべき一冊と言える。名刺の力がここまで秘めているという可能性を見出すことができるとともに著者の生き方と相まっての説得力のすごさをどう表現すべきか言葉が見当たらないほどである。 序章「「しゃべる名刺」が起こした奇跡の大 […]

タイミングをつかみとる人、はずす人 ―最良の「タイミング」がわかる22の実践場面

企業に生きる人に限らず、コミュニケーションや仕事上の決断を行うときにもタイミングというのはつき物である。でもそのタイミングを察知していけるのかという本は残念ながら少ないというのが現状である。本書はそのタイミングを掴み取る術について書かれている。 全部で22の方法あるが全部羅列すると、 「挨拶のタイミング」 「ほめるタイミング」 「叱る&フォローするタイミング」 「誤るタイミング」 「声がけをするタ […]

失敗学実践講義 だから失敗は繰り返される

本書は様々な失敗を分析し、それを今後どのようにして対処するかということを説いた1冊である。ちなみに本書では失敗を分析するために「原因」「行動」「結果」の3つのまんだらを用いている。枝葉状に原因が事細かに書かれているため何が原因かという深層まで突き詰められるところがいい。 その例示をしているのが「六本木ヒルズの大型回転ドア事故」「日本航空の連続トラブル」「JR福知山線脱線事故」「みずほ銀行システム障 […]

使う力 知識とスキルを結果につなげる

最近私のブログでも、ほかの書評ブログでも成功本や戦略本の書評がよく書かれている。それだけ成功者の作法を学んでいきたいという表れであろう。 しかし、その価値というのは実際に実行してみないと分からないものが多い。 ではどのようにその得た知識を使えばいいのかというのを紹介したのが本書である。 第1章ではビジネスリーダーの基本要件であるが、ここでは「使う力の位置付け」を定義している。ビジネスリーダーとして […]