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政府

超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる

特にここ最近ではコロナ禍の第五波が蔓延し、自宅療養(実質的に「自宅待機」と言うべきか)の人が増えており、中には独り暮らしで療養したが容態が急変し、亡くなるケースも後を絶たない。コロナ禍以前でも、かつては「無縁社会」と言う言葉でも書いたのだが、身寄りがなく、孤独に息を引き取り、ようやく数日、最悪数ヶ月経って発見されるといったケースもある。 本書はその孤独死の処理を行う「特殊清掃」の現場取材をもとに、 […]

精密と凶暴

忍者の発祥は諸説あり、ハッキリとしていないが、少なくとも源平と呼ばれた合戦の時代以降には存在している。平安末期から鎌倉時代にかけてである。人目に隠れて奇襲を行い人を殺すこともあれば、建物などの破壊、さらには諜報活動など、役割は多岐にわたる。 伊賀衆や甲賀衆のように集団を作るところもあれば、将軍や藩士直属の忍びもいる。また忍者の役割を終えた後は、主に創作の面で忍者が扱われるようになり、そのイメージが […]

政府はこうして国民を騙す

本書は民主党政権が終焉し、自民党が政権復帰して間もないときに出版されたため、民主党政権の総括とも言えるような一冊である。 民主党政権では衆議院総選挙において、マニフェストと称して様々な公約を掲げたが、ことごとく破り、好き勝手な政治を行ったこと、そしてメディアもまた「権力を監視する」という名の下にいろいろなニュースを流すのだが、著者は情報操作を行っていると主張している。当時の民主党政権とメディアの鋼 […]

柔道事故

日本の国技の一つである柔道は、学校の体育の授業でも扱われることがある。武器を使わず、手や足腰を使って相手を倒すという武道の一つとして挙げられる。 しかし、柔道はケガと隣り合わせであり、重傷を負ったり、最悪の場合命を落としたりするような重大事故になることさえある。 2012年4月に中学校で武道が必修化したことにより、柔道の授業が多くなった中、本書ではこれまで起こった柔道事故の実態を明らかにし、これか […]

めざすは貧困なき世界―政府と市民の国際開発協力

日本における「貧困」と世界における「貧困」は異なる。日本における「貧困」は、「格差問題」などの所得や雇用によるところから生じるものであり、世界は戦争における難民など、もしくは強固な資本主義や独裁主義などから生じるものである。もっともよく似ている意味合いであるが、貧困の「質」そのものに違いがある。 本書は世界的にも「貧困」をなくす機関を担う「国際開発協力」の活動について紹介するとともに、「貧困」その […]

介護―現場からの検証

2000年から発足された「介護保険制度」。2004・2006年に改正され多様な要支援・要介護者のための対応について政府は考えたのだろう。しかし介護の現状はあまり変わっていない、と言うよりもむしろ悪くなっているという声が強い。現状としては非常にきついという。しかも介護というのを食い物にしたグッドウィルの問題もこのような介護の世界に闇を落としている。 老人の人口も比率も上がるだろうとする日本の現状とし […]