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歌手

母親力 息子を「メシが食える男」に育てる

昨年2度目の引退、もとい完全引退をした森昌子。歌手に女優にと幅広く活躍された人物であると同時に、3人の子供を育てた母親としても知られている。本書はその母親として、どのように3人の子供を育てたのかを取り上げている。なお森昌子の子にはONE OK ROCKのTakaやMY FIRST STORYのHiroがいる。 第1章「子育ては3歳までが勝負」 子育てというと難しい側面があるように見えるが、森昌子は […]

フレディ・マーキュリーの恋 性と心のパラドックス

今から45年前、あるシングルが発売された。今もなお愛されている「ボヘミアン・ラプソディ」である。ちょうど2年前には同名の映画が公開され、日本でも大ヒットした。そもそもその同名の映画は本書で紹介するクイーンのボーカリストであるフレディ・マーキュリーの生涯を「伝記」といった形でを描いている。 そのフレディはバイセクシャルというエピソードがあるのだが、本書はそのバイセクシャルをはじめとしたLGBTのこと […]

歌え、翔べない鳥たちよ ―マヤ・アンジェロウ自伝―

本書の著者はアメリカの詩人・歌手であり、戦後にはマーティン・ルーサー・キング・ジュニアとともに公民権運動にも参加したほどである。ちなみに本書は著者は51歳にあたる1979年に上梓された自伝である。 詩や歌に対する思いのみならず、第二次世界大戦や人種差別の中で生き抜いていただけに、その中での苦しい体験が克明に綴られている。しかも「籠の中の鳥」の比喩をふんだんに利用しているほどである。自伝の中でも先述 […]

ボブ・ディラン――ロックの精霊

昨年秋にノーベル賞が発表され、本書で取り上げるボブ・ディランが文学賞を受賞したことで話題となった。その授賞式に出席・欠席でも話題となったのだが、ディランの歌詞がいかに文学的に評価されたのかを表している。しかしながらボブ・ディランはロックの大家としても有名なのだが、そのディランの歌に、歌詞になぜ人は魅了されるのか、その要素を取り上げている。 第1章「ソング・トゥ・ウディ」 ディランが生まれたのは19 […]

フィーチャリング力 あなたの価値を最大化する奇跡の仕事術

今から11~12年ほど前に日本のJ-POP界では「m-flo loves ~」が一世を風靡した。元々m-floは3人組のユニットとして活動したのだが、その時からフィーチャリングバンドを次々と作っていった。その中にはYOSHIKA、加藤ミリヤ、倖田來未、さらには和田アキ子までいる。その仕掛け人の一人が本書の著者であり、このm-floの一人であるVERBAL(バーバル)氏である。そのVERBAL氏がフ […]

セレブの現代史

「セレブ」というと華やかなイメージを持たれるが、実際に「セレブ」とはいったいどのような存在なのだろうか。辞書を引いてみると、 「(セレブリティー(celebrity)の略) 名士。有名人。」(「大辞林 第三版」より) とある。いわゆる「有名人」と言えるような存在であるのだが、本当のところセレブはどのような歴史をたどり、どのような分野で活躍したのか、本書はそのことについて取り上げている。 第一章「セ […]

演歌は国境を越えた――黒人歌手ジェロ 家族三代の物語

「史上初の黒人演歌歌手」「演歌界の黒船」と名を馳せたジェロは2008年に「海雪」という曲でデビューを飾った。このデビューは華々しいものがあり、デビュー曲で日本作詩大賞の大賞、日本レコード大賞最優秀新人賞などを受賞した。しかしデビューまでは決して順風満帆ではなかった。むしろ「苦難」という言葉がよく似合うほどである。本書はジェロが叶えた家族三代の夢への軌跡を綴っている。 第一章「演歌が家族を支えていた […]

「李香蘭」を生きて

今年の9月7日、李香蘭こと山口淑子が94歳という年齢でこの世を去った。戦前~戦中ではアジアの大女優・大歌手、そして晩年は国会議員として活躍した重要な人物が失ってしまったことになる。戦前から戦中の歴史を紡いできた「李香蘭」はいったいどのような思いで演じてきたのか、そして戦後の人生の中で影響を及ぼしたのか、自ら綴った一冊である。 第一章「「李香蘭」誕生」 李香蘭こと山口淑子は1920年当時「中華民国」 […]

天に響く歌―歌姫・本田美奈子.の人生

本田美奈子.が亡くなってまもなく7年経つ。私自身本田美奈子.の存在を知ったのは亡くなった直後、「たけしの誰でもピカソ」という番組であった。デビューの頃からアイドルとしてばく進し、そこからミュージカル女優に、そしてクラシック・クロスオーバーの歌手として様々な「歌」の可能性に挑戦し続けてきた女性であり、かつ「プロ」とは何かを考えさせられたもう一人の人物である。 38年間の人生を「歌」の為に捧げ、そして […]

エリー(C)―茅ヶ崎の海が好き。

昨年の8月のライブを最後にサザンオールスターズは無期限の活動休止となった。ファンである私は再び「サザンオールスターズ」が復活し、ライブを行い、シングル・アルバムを出すことを切に願っている。 サザン関連と言ってしまうとかなり失礼だが、本書の著者はあの桑田佳祐の実姉であるが、この方は本書を完成して10日後に帰らぬ人となった。つまり本作は史上唯一の桑田佳祐、及び茅ヶ崎についての自分自身の話を一冊にしたも […]