歌え、翔べない鳥たちよ ―マヤ・アンジェロウ自伝―

本書の著者はアメリカの詩人・歌手であり、戦後にはマーティン・ルーサー・キング・ジュニアとともに公民権運動にも参加したほどである。ちなみに本書は著者は51歳にあたる1979年に上梓された自伝である。

詩や歌に対する思いのみならず、第二次世界大戦や人種差別の中で生き抜いていただけに、その中での苦しい体験が克明に綴られている。しかも「籠の中の鳥」の比喩をふんだんに利用しているほどである。自伝の中でも先述のようなことによる束縛がそうなっているのかもしれない。

そのような境遇にあっても前向きに生き続け、なおかつ歌に対する思いがひしひし伝わるような一冊であった。ちなみに著者自身は4年前に逝去したのだが、今もなお、彼女の詩は残り続けており、今年生誕90周年を迎えた時にはGoogle Doodleにて祝うようになったのだというほどである。

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