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被害

東京大空襲の戦後史

大東亜戦争時、東京にて空襲を受けたのは1944年11月から、1945年8月15日の終戦までで100回以上空襲を受けたのだが、特に大きなものとして1945年3月にあった空襲が特に規模が大きく、次章以降でも述べるのだが、多くの民間人が10万人以上も命を奪ったとされ、「東京大空襲」の象徴的な部分として挙げられる。 なぜアメリカは東京大空襲を行ったのか、そしてその後の戦争被害と東京裁判などにおいて、どのよ […]

クマ問題を考える 野生動物生息域拡大期のリテラシー

季節はまだ冬なのだが、春になると動物によっては冬眠から覚めて活動を始めるようになる。中にはエサを求めて人里に出没することがあり、ニュースになることさえもある。私の出身地である北海道では春になると多かれ少なかれヒグマが出没したことがニュースになることが頻度はあれど毎年のようにあった。 本書はその「クマ」の出没と狩猟についてを取り上げているのだが、その問題を通じて野生動物の生息とリテラシーも含まれてい […]

津波災害 増補版――減災社会を築く

「天災は忘れた頃にやってくる」 と言う諺がある。その諺は今から7年前の東日本大震災にて如実に表しており、自身や津波により多くの命が失われた。かつて日本でも津波災害は起こっており、そのことで命を失った人は少なくない。災害は待ってくれず、なおかついつ起こるのかすら分からない状況にある(たとえ予測ができたとしてもである)ために、あらかじめその災害の傾向と対策を考えておく必要がある。そのきっかけが本書であ […]

ジビエを食べれば「害獣」は減るのか―野生動物問題を解くヒント

ジビエとは、 「狩猟の対象となり,食用とする野生の鳥獣。また,その肉。鶉(うずら)・野兎など。」(「大辞林 第三版」より) とある。狩猟と行っても「シカ」や「イノシシ」といった種類をイメージするのだが、他にもたくさん存在するのだという。本書はその「ジビエ」と「害獣」の関係について考察を行っているのだが、本書で取り上げられる「害獣」は主に「食害」が挙げられる。 1部「陸の獣たち」 1章「どうやって野 […]

テレビは総理を殺したか

テレビをはじめとしたメディアは「権力を監視する」という名分のもと首相などの権力者を批判することが多い。新聞記事にしても社説にしても方向は違えど、いつも批判ばかりで、テレビにしても記者やコメンテーターが好き勝手に報じている印象がある。中には「過熱報道」による「報道被害」を起こしたケースも存在する。 本書は政治報道のあり方として、政治家をたたき、辞めさせることがすべてなのだろうか、本当の意味での「報道 […]

火山と地震の国に暮らす

日本はよく「火山大国」や「地震大国」と呼ばれている。現に前者は昨月の27日に噴火が起こり、死者は60人近くと、戦後最悪の火山災害となっている。現在も、捜索が続けられている状況にある。また後者も震度5弱以上の地震が少なくとも年に1回以上観測されており、記憶に新しい震災というと3年前の東北地方太平洋沖地震によって発生した「東日本大震災」が挙げられる。 甚大な被害を及ぼす地震と火山噴火だが、日本では今ま […]

核爆発災害

最近ではそれほど騒がれてはいないものの、昨年(一昨年?)の7月に北朝鮮が核実験を行ったという報道があった。失敗したという説が有力である。 さて、本書では核爆弾の恐ろしさについて、広島・長崎に投下された原爆による被害、そして第五福竜丸が「死の灰」によって被害にあったビキニ島の核水爆実験を中心に科学的見地から書かれている。第三章までは科学的な事柄が多いので雑学的に見ていけばいいかもしれないが、重要にな […]