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資源

里海資本論―日本社会は「共生の原理」で動く

KADOKAWA 岸山様より献本御礼。 今から2年前となる2013年、「デフレの正体」でベストセラーとなった地域エコノミスト・藻谷浩介氏が「里山資本主義」なる本を出版した。ちなみにその本は藻谷氏だけではなく、NHKの取材班も同様に取材をしながら筆を執ったという。それから2年後となる今年、「里山資本主義」の筆を執った取材班は、新たな可能性をもって、今度は「里海」に目を付け、取材を行ったという。その「 […]

地下水は語る――見えない資源の危機

日本人の生活のなかで「地下水」は欠かせないものだった。しかし爆発的に人口が増え、利用も人口増加につれ増えていき、それが「地盤沈下」や「湧水枯渇」といった現象になってかえってきてしまった。 さらには「水の戦争」と呼ばれるほど世界各国で名水争奪戦が行われている。 本書は「地下水」という日本人の中で欠かせない資源が失われることへの影響と、これからの「地下水」との付き合い方を見出している。 第一章「沈む大 […]

人びとの資源論

私たちの生活の中で自然の中で作られた「資源」を利用しない時はないだろう。 しかし、それらの資源も無限にあるわけではない。有限のなかで私たちはその恩恵を受けながら今日を生きている。 その一方で、資源にまつわる争いもある。オイルショックもあれば軍事的な戦争もある。「イラク戦争」も一説には石油の確保によるため、イラクをでっちあげで戦争にこじつけさせたという。 では、私たちは資源とどのようにつきあっていけ […]

環境ビジネス革命

環境問題が深刻化して久しいことだが、国単位での政策も推し進められており、与党はCO2を90年に比べて25%削減すると、昨日国連において表明をした。日本が温暖化対策のイニシアチブをとるのはいいが、CO2が温暖化の根源であるとは断定できない時期に…と考えてしまう。所詮環境問題も、政治的駆け引きの道具にすぎないと言うつもりなのだろうか。 それはさておき、温暖化論議も白熱していることだが、環境に優しいこと […]

イワシはどこへ消えたのか―魚の危機とレジーム・シフト

私が子供の時、周りの友達の多くは「嫌いなもの」というと「イワシ」と答える人が多かった。しかし今となってはそのイワシも見るのが珍しいように思える。見たとしても100円ほどで売っている缶詰と言ったところである。本書を少しめくった所によると、現在の水揚げ量はピーク時の60分の1にまで減少しているという。数字自体は疑いはあるとはいえどそれに近いのは間違いないだろう。珍しいまでになったのだから。 その一方で […]