書評 欲望する「ことば」 「社会記号」とマーケティング 私自身、書評家であることから「言葉」を文面で紡ぐことが大いにある。もっとも自分自身も言葉に関して敏感であるのだが、保守的な側面と言うよりも、新しい言葉を見つけたがる。そのせいか新しい言葉を見つけたがるという「欲望」がある。そのことばにおいて... 2019.05.27 書評経営・マーケティング
哲学 人間の値打ち 人間には色々な「値打ち」があるという。その値打ちを決めるのは周囲なのか、じぶんなのかはわからない。しかしその値打ちを知ることは果たして必要なのか、そしてそれを自分・他人が下すことによって心的な病を持ってしまうことにもなりかねない。果たして価... 2018.04.18 哲学書評
教育 「文系学部廃止」の衝撃 私自身は文系学部出身であるのだが、実際にやったのは情報系だったため、どちらかというと、文系と理系との間に入っている印象が強い。もっとも文系学部というと「経済学部」や「商学部」「法学部」と挙げるだけでも枚挙にいとまがないのだが、そもそも文系学... 2018.01.19 教育書評
国内 産業医が見る過労自殺企業の内側 過労自殺や過労死と言った労働的な事故・事件は数多くある。もっともメディアでああ使われるのはその一部だけであるのだが、他にもメディアで扱われないだけあり、様々な労働事故・事件が起こっている。 本書はその中から2015年末に話題となった「電通自... 2018.01.18 国内書評
日本 奇跡の村 地方は「人」で再生する 地方には限界集落と呼ばれるような所がある。しかし所によっては「奇跡」と呼ばれるような村も存在する。その村々はなぜ「奇跡」と呼ばれるようになったのか、そこには「人」が媒介としている。その「人」とはどのような人かそれを取り上げている。 第一章「... 2017.10.10 日本書評
国内 非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か 私自身女性にモテることはあまり意識していない。その意識していない理由として他のことで頭がいっぱいになってしまうためである。もちろん非モテなのかというとそうかも知れないのだが、最も非モテであることの劣等感があるわけでは無い。 しかし非モテは様... 2017.10.02 国内書評
国内 ロマンチックウイルス―ときめき感染症の女たち インフルエンザやノロなどのウイルスが流行する時期である。そのためウイルスというとネガティブなイメージがぬぐえない。最も他にも私自身PCを使っていることからPCウイルスお気を付ける必要があるのだが、本書で取り上げるウイルスは何やら怪しさもあれ... 2017.02.01 国内書評
技術 誰が「知」を独占するのか―デジタルアーカイブ戦争 「アーカイブ」というと元々は図書館や博物館、美術館などの施設がそれぞれになってきたという。しかし最近では急速なデジタル化により、ネット上にアーカイブを持つことができるようになった。しかしそれが「デジタルアーカイブ戦争」という新たな戦争の火種... 2015.10.16 技術書評
書評 科学の危機 今年は日本人ノーベル賞受賞者が誕生した。生理学・医学賞に北里大学の大村智特別栄誉教授が、物理学賞に東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章教授が受賞するなど、日本の科学は進歩した・明るいというポジティブな意見が出る。 ノーベル賞を受賞することは非... 2015.10.13 書評物理・化学
書評 オーケストラ大国アメリカ 「オーケストラ」というと、ドイツやオーストリアなど西欧の国々が盛んに言われているのだが、実はアメリカも「オーケストラ大国」と呼ばれるほどであるという。これについてクラシックマニアであれば分る人もいるのだが、クラシックの「ク」の字も知らない方... 2015.05.26 書評音楽