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青年

1976に東京で

1976年はある種の「節目」である。もっとも昭和になってちょうど50年になったこと、民放とよばれるテレビ放送が開始してちょうど25年となったことなどが挙げられる。 時代は高度経済成長が踊り場となり、経済的に停滞している時代とも言える。その時代の中で就職を機に青森の津軽から東京へと渡り、出版社にて働くある人物がいた。経済が停滞してもなお、活気が沸いていた時代。しかし、その人は太宰治に憧れ、なおかつ何 […]

壺の中にはなにもない

「日常」と呼ばれる毎日の中には「非日常」と呼ばれるようなことも往々にして起こる。本書の主人公である若者の男性もまた、のんびりと過ごす日常の中に、非日常が生まれ、世の中の変化に巻き込まれる。 その中には「初恋」と呼ばれるようなことに出会うこともあれば、マイペースであるが故に、ある人物は引き込まれた。陶芸家である祖父である。その祖父は陶芸家であるが故に壺を作るのだが、そのできたばかりの壺の中には何も入 […]

10代から考える生き方選び

「生き方」を選ぶことは一度きりの人生の中で、幾度となく、選択に迫られる。かくいう私自身もどのような生き方をしたらよいのかわからない部分が多々ある。ただ一度きりの人生だからでこそ、小さいときから「人生」を考える必要がある。本書は10大を対象にして、働き方・ライフスタイルから人生をどうしていくべきかを様々なコースから考える。 1章「働き方から人生を考える」 「専業主婦(夫)」「大黒柱」「正社員」「非正 […]

友情だねって感動してよ

青春と言うべきか、衝突と言うべきか、少年・少女たちの人間模様をこれでもかというくらい青臭く描いた短編集である。おそらく「思春期」、あるいは「青年期」と呼ばれるほどの多感な時期であるだけに、わかり合いたいといった感情を持ちながら、人間関係の衝突を繰り返していく。 その「衝突」を通して、心的な「傷」を突くことが往々にしてある。その傷を越えて、友情を見出していくと言うものである。 「青春」とはいったい何 […]