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電柱鳥類学―スズメはどこに止まってる?

よく目にするのが電柱や電線に鳥が止まっている所である。感電しないのかと思ってしまうのだが、以外にも感電せず、何食わぬ顔で止まったり、別の所に飛んだりする。のどかな雰囲気を漂わせている一方で、場所によっては糞害が出て、生活に被害を及ぼすようなことまであるなどの悪い側面も存在する。本書は電柱や電線になぜ鳥たちは止まるのか、そして実害との闘いはどうなっているのかについて取り上げている。 1.「電柱と電線 […]

歌う鳥のキモチ 鳥の社会を浮き彫りに

そもそも「鳥」は歌うのかという疑問を持ってしまう。もっとも実家でオカメインコを飼っているのだが、歌ったところを見たことがない(人が食べるものをしきりにねだることはあるのだが)。また散歩していく中でハトやカラス、さらにはトンビも歌っている姿を見たことがない。 しかし本書はあくまで鳴き声こそ「歌」に見立てているところがあり、歌によって、他の鳥たちとのやりとりや求愛などの意志を伝えるという役割を持つ。本 […]

鳥打ちも夜更けには

世界中を見渡すと「天国」や「楽園」といった言葉を標榜するような場所も存在する。中でも「楽園」と言う文字で有名なところで言うと、「最後の楽園」と呼ばれ、2015年に映画のタイトルにもなったコスタリカが挙げられる。 では日本はどうかというと、「楽園」と言えるところはいくつか存在する、私のイメージからすると沖縄がその一つかもしれない。本書は架空の「楽園」であるのだが、鳥が多い街であり、なおかつ「鳥打ち」 […]

ブッポウソウは忘れない

「ブッポウソウ」は名前の通り草かと思いきや、鳥の一種であり、夏鳥として有名である。しかしながら絶滅危惧種として指定されており、なおかつ山梨県や宮崎県では天然記念物として指定されているほど希少な鳥としてあげられる。 希少な鳥として有名な鳥を探しに「鳥の研究室」に在籍している大学生が、その周囲に起こった事件が起こった。その事件を解決するために謎を解いているのだが、その謎解きの鍵として「鳥」がいた。 も […]

ニワトリ 愛を独り占めにした鳥

ニワトリほど日本人にとって親しまれた動物はない。ニワトリの卵は江戸時代の頃からあった(ただし、この時代は高価であったが)。 日本人だけではない。宗教的に牛や豚を食べることのできない国でもニワトリの肉を食べたり、家畜として育てるなど人類の中ではニワトリを忌み嫌う人はほとんどおらず、むしろ愛されていたほどである(ただし日本では「日本書紀」によると、短期間であったが天武天皇の肉食禁止令より食べることが許 […]