最強のリーダー育成書 君主論

著者の鈴木様より献本御礼。
巷の本屋では色々なリーダー論についてあるのだが、「君主論」はどうかというと、数えるしかない。その中の有名どころでは本書で紹介される中世のイタリア外交官であり、政治思想家であったニッコロ・マキャヴェッリ上梓したものが挙げられる。その君主論はどのようなものなのか、本書ではその君主論をかみ砕いて紐解きつつ、リーダーとはどのような存在であるべきかを伝授している。

第1章「ケチであれ 冷酷であれ 自ら仕掛けよ」
ケチであることは以前「貞観政要」という古典を取り上げた中でも「清貧である」ことを取り上げられており、リーダーとして必要だということが良くわかる。一方で冷酷」である理由は、人を切ること、事業を切ると言うことも必要になるのだが、それが最も思い入れのあるモノでも私情を捨てて切り捨てることができるのかにかかっている。また「仕掛け」にしてもどのように仕掛けたら良いのかについても4つの行動を伝授している。

第2章「力を求め、力を愛せ」
リーダーには相応の「権力」を有する。その有する権力をいかにして利用していくのかにかかっている。もちろん権力はものすごく便利なのだが、その使用方法・タイミングを誤ってしまうと暴君にも暗君にもなってしまう。そのため名君のためには権力を求め、愛することが大切であるとともに、様々な注意点がある。

第3章「悪を学んで正義を行え」
「悪」というとネガティブなイメージがあるのだが、そもそもリーダーとして「悪」であることを学ぶ必要がある。もちろん「悪」であることは時と場合によって必要になるのだが、それ以前に「悪」としての力や本質を学ぶ必要がある。そのために「支配力」や皇帝としてのあり方について本章では伝授している。

第4章「誇り高き鋼の精神を養う」
君主として必要な精神として「誇り高き精神」であるが、そこに「鋼」がつく。その鋼のごとき精神を津地区ためには、部下との接し方・選び方、時間の使い方を伝授している。その中でも助言者(アドバイザー)は最も必要なことであり、第1章でも取り上げた通り、「貞観政要」の中でも出てくるためよく分かる。

第5章「運も人も正しく支配する」
人を「正しく」支配するためには常に変化を躊躇しないこと、君主としての資質、そして正義などをいかに得ていくのかについて取り上げている。

「君主」とは何たるかを学ぶこともまた、リーダーとしての素養を得るためには必要なことである。それを知るために「君主論」が必要なのだが、実際に読んでみて分からない方のためにかみ砕きながら、なおかつ実践しやすい形にてつくられているのが本書と言える。

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