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2009年9月

資本主義のコスト

洋泉社様より献本御礼。 2008年10月の「リーマン・ショック」により、経済は世界的に減衰してしまった。今は落ち着きを取り戻し、景気も上向きになりつつあるのだがまだまだ油断できない状況である。この急激な景気後退により、「資本主義の崩壊」といった「資本主義」に関する本が続々と出てきており、資本主義の在り方と言うのが問われたのもこの時期である。この資本主義という言葉が用いられ始めたのは19世紀のころで […]

現代オタク用語の基礎知識

オタクと言うと昔は差別用語としてとらえられていた時代があった。そう、88〜89年の「宮崎勤事件」である。それから約20年経つのだが、「ジャパン・クール」と言われ日本のオタク文化が世界的に有名になってから「オタク」という言葉はほとんど抵抗なく受け入れられてきた(まだ差別用語の名残は残っているようだが)。 湿っぽい話題は置いといて、本書はアニメやゲームのみならず、ネット、アイドル、「オカルト・占い」、 […]

千葉チルドレンまつり 感想

昨日は美崎栄一郎さん主催の「千葉チルドレン祭り」に参加いたしました。 「千葉チルドレン祭り」と言ってもピンとこない人がいると思うので説明しますと、ビジネス書でいま最も波に乗っている出版社、ディスカヴァー・トゥエンティワンの敏腕編集長、千葉正幸氏と千葉氏が編集された本の著者のトークセッションという形でした。トークショーのゲストは以下の通りです。 この日は横田さんのテレビ取材もあったのでカメラも入って […]

たった1通で人を動かすメールの仕掛け

メールというと仕事における「ビジネスメール」から友達やインフォーマルの場における「プライベートメール」まで存在する。前者はビジネスにおいて重要な位置を占めることがあるせいか、ビジネス書でも「正しいメールの書き方」と銘打った本が多数ある。しかし、後者はどうだろうか。正しいメールではなくても、何か「グッ」とくるようなメールの書き方というのはなかなか無い。むしろ「ブルー・オーシャン」に近いモノがあるよう […]

いつでもどこでも「脳の集中モード」を高める シンプル・マッピング最強ノート術

シンプル・マッピング事務局、さいとう様より献本御礼。 ノート術と言うと、代表格としてはトニー・プサンが考案した「マインドマップ」があり、それに関する講座や文献、ソフトに至るまで幅広く存在する。経済評論家の勝間和代氏をはじめ多くの方々が衝撃を受け、爆発的な広がりを見せた経緯がある。 そこから派生して様々なノート術が誕生していった。ビジネス書ブームとともにノートや会話に関して様々な方法が世に出てきたと […]

どうする!依存大国ニッポン

日本は何もかも依存してしまっている国と見られても仕方がない。すでにいくつかの本でも説明しているが日本の食料自給率は40%(カロリーベース)である。食糧のほとんどが輸入に頼っている現状がある。 それだけではない。原子力などのエネルギーや鉱物などの資源、さらに兵器に至るまで海外に依存してしまっている。 「島国」であること、国土が狭いこと、「敗戦国」であることと言うように理由づけであればいくらでもできる […]

海賊の掟

昨年、ソマリア海賊船の対策として、政府が自衛隊派遣をしたというニュースがあった。その時には野党、特に社民・共産の両党は自衛隊のソマリア沖派遣反対を訴えるという騒ぎにまで発展した。 海賊がいるというのは現実にいたということは知らず、童話に出てくるような架空のもの、もしくは過去のものというイメージを持っている人は少なからずいたのかもしれない。私もそう考えていた。 だが、現にソマリア沖を牛耳っているだけ […]

投票行動研究のフロンティア

昨日衆議院総選挙が行われ、結果は言うまでもなく民主党の大勝で政権交代が行われることとなった。いよいよ民主党政権が始まるのだが、どのような政策を持ちだして、どのような政治を運営していくのかというのが期待とともに不安と言うのがある。どちらにせよ初めての政権であることに間違いはない。 さて、本書は「投票行動」に関する一冊であるが、投票行動というと政治学の観点で考察されることが多いのだが、本書は経済学など […]

8.29(土)川上徹也、出版記念セミナー 感想

ダブルヘッダー2本目。 2本目は表参道で、川上徹也さんの出版記念セミナーに参加いたしました。 この本に関して、そして来月に出される本についても取り上げられました。内容については…秘密ということで。 Ⅰ.鶴岡秀子 鶴岡さんについてはブログ・メルマガ等で耳にはしておりましたが、「夢」の可能性と実現できるというのが、ひしひしと伝わる講演でした。 プレゼンは本当に感動しました。 Ⅱ.東大史 ecoコン、エ […]