時間・習慣・人脈 「伸び悩み」を脱出する3つのスイッチ

同じ書評ブロガーの「勉子」さんとして有名な方の一冊である。処女作は「読書案内」の一冊であったが、本書はそれとは違い「時間」「習慣」「人脈」についてどちらかというと「自己啓発」が中心である。

スイッチ1「時間がない人のための「時間術」」
まずは「時間」である。「時は金なり」という言葉は今でも諺として有名であるが、著名なビジネスマンは「金」以上の価値と位置づけている。数多くの著書がある臼井由妃氏は「時は命」と定義しているように。
本章では「時間」のスイッチと題して「時間意識」「手帳」「使い方」などのスイッチを細かく分けて説明している。書評ブロガーらしく様々な本の中で得たところをもとにどのように変えていったのかがよくわかる。

スイッチ2「続かない人の「習慣術」」
仕事や時間といった仕事に関連することのなかで、もっとも変わりにくいもの、時間のかかるものとして「習慣」がある。その習慣も「日々の生活」や体験の中で醸成していくわけであるから、その醸成する方法を取り入れていったり、やめたりしたらどうなるか、というある種「実験」のようにやっている。
では勉子さんの場合はどうなのか。本で得たことを実践する、他人の行動を学ぶといったいわゆる「まねぶ(真似る + 学ぶ)」ことを意識的に実践し続け習慣に落とし込んでいるという印象である。

スイッチ3「めんどくさがりでもできる「人脈術」」
勉子さんと同じく、私も勉強会に参加し始めるまでは「人脈」という言葉にはあまりピンとこなかった。むしろ勉強会に参加し続けて「人脈」について興味を持ち始めた位である。
勉子さんの場合も勉強会の参加から、ランチ、そして勉強会の主催に至るまでどのように人脈を手に入れたのか、について記している。
本書の最後には自ら行っている書評ブログのブランディングについて紹介している。勉子さんがどのようにブログを作っているのかがよくわかる。

誰しも「伸び悩む」時代は必ずくる。そのなかでいかに「伸び悩み」を脱するのか、勉子さんが「伸び悩んだ」状態からいかに脱したかを示しながら方法を伝授している一冊である。

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