手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント

ダイヤモンド社 市川様より献本御礼。
そろそろ2012年の手帳販売も佳境を迎える頃である。私の周りにもだいたい「1月始まり」の手帳を購入する人も多い。本書もそれに向けての一冊であるが、前にも同じ手帳術にて書いてあるとおり、私は大学生の頃から「4月始まり」の手帳を毎年購入している。当然来年も同様に購入するため、私自身は4月版の形で見ることとする。

CHAPTER1「「貼る」「挟む」でマイ手帳にアレンジする」
著者が使用している手帳は「ほぼ日手帳」や「「超」整理手帳」など複数の手帳を切り貼りし、かつ自作や市販のリフィルを使い、かつパーツも増設するなどをして、本当の意味で「マイ手帳」として作り、使用している。
本章でもメモ帳やカレンダーについてを取り上げている。

CHAPTER2「「自作リフィル」で自分だけの習慣化フォーマットを作る」
「リフィル」とは、簡単に言うと「6穴の専用用紙」のことを言い、用途はメモ帳やTodoリスト、カレンダーなど多岐にわたる。
本章ではそのリフィル「自作」のすすめであるが、いきなり最初から自作を進めているだけではなく、ダウンロードもののリフィルを自作用にカスタマイズする方法も掲載している。それ故ダウンロードのアドレスもふんだんに掲載している。

CHAPTER3「パーツを増設してマイ手帳の可能性を無限大にする」
手帳は「書く」ためだけではなく筆記用具などを収納する道具にもなる。本章ではそれを実現できるための「パーツ」を紹介している。モレスキン風にゴムで留めるものもあれば、スマートフォンやメモ帳などを収納する方法まで記載されており、手帳の使い方がますます幅を広げることができる。

CHAPTER4「毎日の生活に活かすマイ手帳カスタマイズ術」
カスタマイズ術のなかでもどちらかというと「プライベート」向けのカスタマイズ術を紹介している。リストやふせん、マップなどが中心として挙げられている。

CHAPTER5「仕事に活かすマイ手帳カスタマイズ術」
私の中でももっぱら手帳が活かされるのは「仕事」であることが多い。本章でもその場合のカスタマイズ法を紹介しているのだが、課題や議事録、人脈や工程などが中心として挙げられている。

CHAPTER6「マイ手帳を使いこなすためのデジアナ併用術」
巷では様々な手帳術が紹介されているのだが、クラウドが使われ初めてから「システム手帳」よりも「クラウド手帳術」などデジタル中心の手帳術も紹介されている。
本章でもクラウドを用いるのだが、あくまでクラウドなどの「デジタル」でも、紙媒体での「アナログ」も一元化することによって両方の強みを活かしながら手帳をカスタマイズする方法を紹介している。

手帳の使い方は人それぞれである。仕事の業種・職種をはじめ、仕事の内容から、考え方、仕事以外でもプライベートでも使い方は多岐にわたる。これから来年の手帳を買う人も多いようだが、自分自身オリジナルの手帳をカスタマイズする事によって、手帳をツールとしての幅を広げるだけではなく、自らの夢や目標を手帳に載せて1年を飛躍することができる。手帳には無限の可能性を秘めている。そのことを本書は言っているのではないだろうか。