自分年金をつくる――今からでも遅くない!

年金というと毎月のように引き落とされ、なおかつある年齢を迎えたら自動的に給付される基礎年金など様々な公的年金があるのだが、最近では養老保険など民間機関でも年金を給付できるようなものもある。特に有名なものでは「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)」がある。老後のことを考えて自分自身で年金をつくり、安心した老後を迎えるための方法を採り上げているのが本書である。

第1章「足りない年金をどう補うか?」
今となっては基礎年金だけでは簡単に生活することができない。満額を納入していても2ヶ月で5万円ほどしか支給されない。そうなってしまうと本当の意味で「とても」生活することができなくなってしまう。

第2章「企業年金は本当に大丈夫か?」
とはいえ、企業勤めであれば「厚生年金」、公務員であれば「共済年金」が付随されており、還暦を迎えれば支給される。また前者の場合は定年退職をすると「退職金」を支給されるのだが、実際にそれが本当に老後は充実できるのかというと首を傾げるという。

第3章「投資信託の落とし穴とは?」
「投資をする」ことも老後を充実するための保険としての一手段であり、自分自身としてもかつて行ったことがあったことであるのだが、そこには大きな「落とし穴」があるという。もちろん投資にもリスクがあるのだが、その「リスク」にのことを表している。

第4章「年金保険で自分年金をつくる」
自分年金をつくる方法として冒頭にも述べたとおり、年金保険の種類がある。その年金は支払うことによって所得税の控除にもあるためある程度の節税にもなる。もちろん掛け捨てではなく、終身保険にするのが良いとしている。

第5章「ワンルームマンション投資で節税」
いわゆる不動産投資であるが、それもまた「自分年金」をつくるにも良いとしている。リスクもあるが、うまく行けば家賃収入で半永久的に年金が支給されるような状況になる。もちろんリスクはつきものであるのだが、そのリスクをどのようにして付き合うかなども併せて取り上げている。

第6章「自分に合う自分年金を見つける」
自分年金の作りかたは保険や不動産投資、さらには冒頭で述べた個人型確定拠出年金など方法は様々である。もちろんそれぞれにメリット・リスクがあり、なおかつライフスタイルに適している・適さないに異なる。それぞれのスタイルに合った方法を選ぶと良いのだが、その中でもどのようにして選べば良いのかを提示している。

「老後」は何が起こるのか分からない。そうした状況の中で自分の財産は自分で守ることも大事であるのだが、そのためにタンス預金をするよりももっと良い方法はたくさんある。タンス預金も含め当然リスクはつきものであるのだが、そのリスクをいかにして受け入れ、ヘッジしていくのかも考えていく必要がある。その考える材料が本書である。

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