満月の娘たち

多感な中学生の時代には、どのようなものを見たり、考えたりしているのか、生きること、命、さらには人間関係に至るまで様々な悩みを持つようになる。もっとも思春期真っ只中の中学生だけあり、様々なことを感じるようになる。

また人によっては「反抗期」を迎え、親に対する反抗心も出てくる。もっとも本書に出てくる中学生もまた「反抗」と言う言葉がよく似合う。

本書はさらに親もまた娘に対する不満を募らせる。その不満とはいったい何かというと、思い通りになる、あるいは親と同じ轍を踏みたくないと言うような思いがあったとも言える。もちろんそういった数々の表現をわかりやすく描いており、あたかも同和に近いほど平易に描かれている。そのため中学生にとっては最適となる一冊であり、なおかつ自分自身の悩みに対して面と向かって共感し、語りかけてくれるようなパートナーにもなり得るとも言える。

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