株はメンタルが9割 投資家脳に変わらなきゃ株は一生勝てない

最近は行っていないのだが、かつて投資を行っていた時分はある意味、戦略や思いっきりの面も必要になってくることについて身を以て知ったことがある。株というと経済的な知識や戦略といったことも考えるべきかも知れないのだが、実際にトライアンドエラーで「やってみる」ということが肝心なのかもしれない。その行動に移せることに、本書で取り上げる「メンタル」が関わっていくのかも知れない。本書は投資においていかに「メンタル」が重要なのか、また投資の中で株式投資をどのようにメンタルで以て実践していけば良いのかを伝授している。

第1章「“勝てる投資家”になるための思考とメンタル」

株式投資はリスクがけっこう大きく、ギャンブル的な要素も入っている。そのギャンブルにおける勝ち負けがはらんでいるなかで「メンタル」で決まると著者は主張している。「決断する」「投資する」「損切りする」など決める所でどのように踏み切っていくか、著者自身リーマン・ショックで全財産を失った負の経験と金言でそうさせたという。

第2章「メンタル投資術・基礎編」

株式投資を行う中で、株の銘柄を選ぶことが求められるが、どのように選ぶべきか、また購入する時期、売却する時期をどうしたら良いか、また値動きによって左右されやすい中で、どのように見きわめ、決断を行っていくか、またその決断を行っていく上で情報の取捨選択をどうしていくかなどを列挙している。

第3章「メンタル投資術・実践編」

ではどのような株を選び、購入していくのか、具体的な銘柄ではなく、大まかに言ってどのような「傾向」の株をいらくで購入していけば良いのか、また投資を行っていく資金をどう確保していき、どのように想定して取引を行っていけば良いかを実践的に伝授している。特に「負け」といった所を強く意識することが大きく、ある意味「負けるが勝ち」という意味合いが強い。

投資の世界は、銘柄や種類によってはギャンブルの要素を持つものもある。株式投資を行っている方々であれば、どの株を買えば良いのか、またどのように殖やしていけばいいか悩む方々もいるかもしれない。しかし投資を行っていく上でどのような「メンタル」を持つべきかが肝心になってくる。その「メンタル」のあり方が本書にて詰まっている。

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