弊社は買収されました!

「会社買収」は今となってはごく当たり前に起こっている。しかしその当事者になってくると、どのような動きになるのかわからない人も多い。

本書はとある石鹸会社が外資資本に買収された会社の悲喜こもごもを描いている。「買収」と言ってもどのような買収なのか、また買収された後はどうなるのかによって会社の雰囲気も変わってくる。しかし本書は「突然」と言った言葉がつきまとう。社員の多くはニュースを見て始めて買収のことを知った人が多く、突然外国資本の人が続々と現れ、ごく当たり前にあった会社の雰囲気も破壊的に変えていく。

その変化に巻き込まれた社員たちはどうなっていくのか、そしてその激動をどう乗り越えていくのかを描いている。あくまでフィクションでありながらハラハラドキドキする展開が何とも言えず面白味のある一冊である。

コメント

タイトルとURLをコピーしました