頭に来てもアホとは戦うな!賢者の反撃編

本書は「頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法」の続編にあたる一冊です、ここでいう「アホ」は本人に対して敵意を持つ人、あるいはネガティブな印象を持つなど、自身にとって損になってしまう人の事を指しています。その人びとと戦わずに、人間関係を自身の思い通りに動かしていけるのかを紐解いたのが前回の一冊で、今回は面倒くさい人などを「アホ」と形容し、どのように戦わないか、そしてそのアホを通して自身を成長するにはどうしたら良いかを取り上げているのが本書です。

第1章「アホと戦わずに戦う」

冒頭でも書いたとおり、本書で言う所の「アホ」の中には「面倒くさい人」もいます。ここ最近でも「カスハラ」「パワハラ」「セクハラ」といった色々なハラスメントがあります(例外は「ネコハラ」くらいでしょうか)。そのハラスメントを含め、面倒なことを求められたり、戦いを求められたりするような人をどのように対処していくのかを取り上げています。

第2章「アホを観察すると自分が成長する」

「人間観察」を取り上げています。そもそも人間観察自体、人を見る目を養うだけで無く、自分自身を省みることにも役立ちます。そのことにより自身を成長することが出来る糧にもなり、なおかつアホにならない、あるいはその人を避けるためにどうしたら良いのかも併せて紐解いています。

第3章「あなた自身がアホにならないために」

自身がアホにならないためにどうしたら良いか、あるいはチーム内にアホを生ませないためにはどうしたら良いのかを取り上げています。

第4章「アホの壁を越え、あなたがリーダーに」

リーダーとしてアホを増やさないことはもちろん、どのようにメンバーを良いものにしていくのか、人間関係の構築もあれば、メンバーをいかに「アホ」にしないか、と言うのもあります。

第5章「アホは世界からいなくなるのか」

結論から言うと「いなくなるわけがない」と言うしかありません。そもそも人の数だけ価値観・考え方が広がりを見せる中で、著者の言う「アホ」はどうしても出てくるものです。とはいえ本章で言う「アホがいなくなる」は、物理的に「いなくなる」というよりも、アホと関わらない、あるいは自身の周囲からいなくなる事を意味しています。

まとめ

仕事の多くは多くの人びとと関わっており、その中に「人間関係」が形成されます。しかしその「人間関係」が要因となり、時間を奪われ、精神的に病むなどの引き金にもなり得ます。本書はそうならないために、あえて「アホと関わるな」と名付けているのかもしれません。

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