小説

ミステリー

ジェリーフィッシュは凍らない

本書の帯には「21世紀の「そして誰もいなくなった」登場!!」とある。そもそも「そして誰もいなくなった」の作品は名探偵エルキュール・ポワロシリーズで有名なアガサ・クリスティーが著した推理ミステリー小説である。それに近いような雰囲気を醸したこと...
書評

忍土

それぞれの土地にはそれぞれの「愛」がある。もちろんその「愛」の形は全国津々浦々の違いもあれば、その男女の性格の違いにも表れる。その中でどのような恋愛模様があるのか、本書はその地域での恋愛模様を短編集という形で描いている。 そもそも「忍土(に...
ミステリー

ルピナス探偵団の憂愁

本書は「ルピナス探偵団」の続編の一つであり、その中でも本書はその探偵団の中でもメンバーの一人がこの世を去るといったシーンが中心となっている。しかしそのこの世を去った中である事件が起こったのだが、その事件には4人の絆を映し出すような謎があり、...
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書評

なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?

「そうじ」というと嫌がる人も少なくない。その一方で「そうじ」を積極的に行おうとする人もいる。私はというと、どちらかといえば後者である。もっとも部活動で毎日のように掃除を課せられていたのだが、「やらされている」という義務感よりも、自分自身から...
書評

盤上に散る

将棋、囲碁、チェス、バックギャモン…と「盤」と呼ばれるような所で戦っている人々は数多くいる。その盤上に己の技術・思考・プライドすべてを賭けて戦い、勝つものもいれば、負けるものもいる。その中で負けてしまうと本書の表紙にあるようにうなだれる、中...
ミステリー

ペットショップボーイズ

私自身ペットショップに行くことはほとんどなかったのだが、そのペットショップには犬や猫、鳥など様々な種類の動物が飾られており、その飾られているものの中で気に入ったものを飼う。実際動物を飼うとなると育てる、守るといった責任感を負うこととなるのだ...
書評

新しい鳥たち

本書を取り上げる以前に、本書の著者を取り上げる必要がある。ご存知の方もいると思うが、著者は今から15年前に「世界の中心で、愛をさけぶ」で一大センセーショナルを生み出し、映画・ドラマにもなった。それから15年して著者がベストセラーをたたき出し...
ミステリー

花や今宵の

花は不思議なものである。季節を物語るものもあれば、幻想的なものを醸し出すようなこともあり得る。その花の中で生まれる物語は一体どのようなものなのか。そのことを物語っている一冊である。 物語の舞台は東京ととある集落であるのだが、その共通する「花...
ミステリー

ゴッド・スパイダー

本書は生きた蜘蛛に関するミステリー作品かと思ったがそうではなく、「人口蜘蛛糸」とっ呼ばれるものの量産化に明け暮れるある研究者とその周りで起こったミステリー作品である。しかもミステリーでありながら、殺人事件はなく、むしろ量産化のプログラムを盗...
ミステリー

梟首の遺宝

本書はもちろんフィクションであるが、そのフィクションは17世紀に実際に起こった虐殺事件を着想して取り上げられている。その事件をもとにして東北の村に隠された「異端者」の楽園と「ドチリナ・カムイモシリ」と呼ばれる古文書がミステリー作品の物語の核...
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