世界史 ナショナリズムを陶冶する ドイツから日本への問い 政治思想は「~イズム」などの用語が多数ある。特に言われているのが「ナショナリズム」であるのだが、ようは「民族主義」や「国家主義」と呼ばれており、自国を中心とした考え方を表している。よくニュースの政治思想でも、直接「ナショナリズム」を出すよう... 2021.08.05 世界史書評
世界史 ローマ史再考―なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか ローマの歴史は非常に長く、なおかつ議論も絶えない。古代ローマから遡ると紀元前753年の「王政ローマ」の建国から始まり、ローマ帝国が生まれ「パクス・ロマーナ」が起こり、やがて戦乱が続いて、帝国が東西に分裂し、オスマン帝国の攻撃で1453年に滅... 2020.12.10 世界史書評
世界史 愛と欲望の三国志 「三国志」は中国大陸における「後漢」王朝末期における黄巾の乱から晋国が三国を統一するまでの時代のことを表し、それを物語にしたのが「三国志演義」である。この「三国志演義」が成立したのは三国志の時代から後のことである。時代としては「明」王朝の時... 2020.06.06 世界史書評
世界史 はじめての三国志 今となっては中国大陸における歴史のなかでは特に根強い人気があり、派生した作品も数多くあるほどにまでなった三国志。日本における時代としてはちょうど弥生時代にあたる。その三国志にて派生した創作もあり、なかなか史実がどうなっているのか分からないと... 2020.04.18 世界史書評
世界史 「もしもあの時」の社会学 「歴史に「もしも」」は歴史学的にはタブーである。もっとも「歴史学」と言う学問は史料に基づいて歴史的にどのようなことが起こったのかなどを議論をする学問であり、事象の発生経緯や自物の生誕、さらには文明の根源などが題材となっている。 ちなみに本書... 2019.11.25 世界史書評
世界史 物語 オランダの歴史 – 大航海時代から「寛容」国家の現代まで 元々は「ネーデルラント」と呼ばれたが、古代にはローマ帝国の侵攻により、ローマ帝国、後にフランク王国、神聖ローマ帝国の一部にしか過ぎなかった。大航海時代を経て、16世紀後半に「ネーデルラント連邦共和国」を建国し、実質的にオランダとしての国がス... 2019.05.26 世界史書評
世界史 トラクターの世界史 – 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち トラクターと言えば、農業でよく使われるのだが、それ自体の歴史は思っている以上に深い。もといトラクターの歴史そのものが産業革命の産物以降に生まれ、歴史的な背景のなかで変化を求められてきた産物の一つとも言える。別名「鉄の馬」と呼ばれるトラクター... 2018.06.21 世界史書評
世界史 コメの歴史 今年は夏の天候不良やオホーツク海高気圧が影響をしたことから夏らしい暑さはほとんどなく、なおかつ雨の多い夏であった。そのことから1993年米騒動のように、記録的な米不足が起こる可能性がある。最近ではパンを中心とした食事などもあるのだが、それで... 2017.09.26 世界史書評
世界史 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛 「サイクス・ピコ協定」は1916年5月16日にイギリス、フランス、ロシアの間で結ばれたオスマン帝国領の分割を約した秘密協定である。昨年締結されて100年を迎えたのだが、その協定は民族差別や難民などの現在も残っている問題として横たわっている。... 2017.09.07 世界史書評
世界史 王様でたどるイギリス史 イギリスは「王朝」と呼ばれる歴史がある。そのイギリスの歴史では様々な王が生まれ、その王政の中で歴史が生まれていった。その王国と王様との変化はどのような関連性があるのか、本書は王朝、王の変化によって生まれた歴史について考察を行っている。 第1... 2017.03.24 世界史書評