書評

書評

またやぶけの夕焼け

皆さんは子供の頃、どのような遊びをしていたのか。 私の場合は小さい頃は鬼ごっこ(缶蹴りや手繋ぎ、助けも含む)、野球、あと冬ではそりすべりや雪合戦などもやったことは今でもはっきりと覚えている。 本書の話に移るが、1970年代の子供の遊びを映し...
書評

飛行士と東京の雨の森

東京を舞台にしていながら東京独特の喧噪から外れた所にいるような感覚に陥る。それでいてダークかつ寂しさのあふれる様な作品であった。 東京は日本で最も人口が密集した所であるが、心までも近いかと言われるとそうではなく、あくまで「他人」という意識で...
書評

自責社員と他責社員

「自責」と「他責」 人間もいろいろとあるのだが、会社員もいろいろである。前者はどのような過ちでも自分のことと捉える。反対に後者は自分の過ちを他者や運、そして身の回りの環境に転嫁する。 「自責」「他責」の考え方一つだけでも、会社の利益が大きく...
スポンサーリンク
スポーツ

僕らはつよくなりたい

今年の甲子園は選抜・夏を通して大阪桐蔭の年だったと言えるほど、強さが際立っていた。とはいえ他の高校も「勝ちたい」「強くなりたい」という一心で戦っていたのが印象的であった。 中でも東日本大震災の災厄にもめげず、野球に青春をかけた東北勢のひたむ...
書評

民話の森の歩きかた

「民話」と言うと聞き慣れない人あ多いのかもしれない。しかし「童話」と聞けば子供の頃に親しんだことを思い出す。 しかしこの「童話」も元々民衆の中で伝わった話、いわゆる「民話」の形で今日親しまれている。 本書はその民話のなかから「シンデレラ」や...
国内

日本の自殺

日本では毎年3万人以上が自殺をしている。その多くは老後を迎えようとしている世代であるが、最近では今の社会に絶望し、自殺を遂げる若者も増えている事実がある。 その「自殺」には今も昔も社会・文化に宛てられた「メッセージ」を表している。 本書は1...
書評

サツマイモと日本人

「秋深し馬肥ゆる秋」 食欲の秋と言われており、街路樹は紅葉に彩られ、そして落ち葉となって落ちてゆく。その落ち葉を使ってたき火して、そのたき火でサツマイモを焼いて「焼き芋」にして食す、という季節である。 しかしその光景もほとんどみられなくなっ...
技術

山手線誕生―半世紀かけて環状線をつなげた東京の鉄道史

「上野の後に池袋 走る電車は内回り 私は近頃外回り…」 「綴方狂室の痴楽」で知られる四代目柳亭痴楽のトレードマークと言われる「恋の山手線」である。後に小林旭が同名のタイトルで大ヒットしたという。 その山手線であるが、品川~田町間で新駅がつく...
国内

災害弱者と情報弱者~3・11後、何が見過ごされたのか

2011年3月11日午後2時46分、会社ではそろそろウィークエンドを迎えようとした頃、東北三陸沖を震源とした巨大地震に見舞われた。この地震により津波、さらには原発事故も併発し、多くの家屋が壊れ、人々の命が失われた。 その震災の中で活躍したの...
哲学

「肩の荷」をおろして生きる

「生きづらい」世の中である。世界有数の「豊かさ」のある日本だが、私の周りにも「幸せ」そうに生きている人がほとんどいない。むしろうなだれながら通勤する人をよく見かける。その光景を見ると、自分自身がポジティブに思っていたのが馬鹿らしくなってしま...
スポンサーリンク