書評

国内経済

消費税をどうするか―再分配と負担の視点から

消費税を増税するかの論議が急がれている今日この頃である。過去の政治政策による赤字国債も増え続け、現在では約950兆円にも上るほどである。そのためか国債の格付けランクも下がり、IMFからも赤字解消の督促まで上がっている始末である。 さて本書で...
書評

ギンガ

小説を読むと不思議な感覚に見舞われるが、本書は今までの小説の中でも最も不思議な一冊と言える。関西から世界へ、そして世界から関西へと移るバンドの物語であるが、風変わりさはまさに良い意味での「奇天烈」な作品と言える。 確か、内容にも「訳のわから...
スポーツ

横綱の品格

今年の始め、横綱白鵬が連勝を重ね、双葉山の記録した69連勝を更新するのではないか、と囁かれ始めた。しかし記録は稀勢の里に敗れ連勝は63でストップしてしまった。69連勝の壁の厚さというのを感じさせた印象だった。その双葉山も前人未踏の70連勝に...
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インターネット

ツイッターノミクス

本書を取り上げる時期が遅かったせいか、今となってはFacebookが大いに取り上げられる傾向にある。ウェブ社会の潮流は非常に速いことが窺える。しかしソーシャルツールとしての「Twitter」も隆盛が続いているだけに本書を取り上げるのも一興で...
哲学

人生がときめく片づけの魔法

著者とは昨年の12月に行われた「日本タイトルだけ大賞2010」でお会いしたばかりである。ちょうどそのときに著書を拝見したが、面白かったせいか発売日に購入した。 ではなにが面白かったのか、それは本章とともに見ていくことにしているが、まず言って...
日本史

新左翼とロスジェネ

「左翼」という言葉が隆盛したのは1960年代後半から1070年代にかけてである。ちょうどそのときは「60年代安保」や「大学紛争」が起こった時期と重なる。 「左翼」というと、日本赤軍も思い出すがついこの前に永田洋子死刑囚が獄中で亡くなり、日本...
国内

「きれいごと」を言い合っても世の中は変わらない

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 社内外問わず「きれいごと」を言う人は必ずいる。政治のニュースでも「きれいごと」を言う人がほとんどであり、辟易をしてしまう。 しかしその「きれいごと」が体をなしているのかというと、ほとんど見あたらない...
国内経済

サブプライムから世界恐慌へ 新自由主義の終焉とこれからの世界

サブプライムローンの焦げ付き問題が発生したのは2007年夏頃、世界恐慌こと「リーマン・ショック」が起こったのは2008年秋だった。その頃からか経済は急速に衰退し、資本主義のあり方も問われだした。本書はそれの要因について様々な考察を行った一冊...
仕事術

残念な努力

著者はこれまでノート術や仕事術に関する本を読に送り出してきたのだが、本書ほど「異色」といえるような本を出版したことはなかったように思えてならない。 「残念な〜」は山崎将志氏の仕事習慣や思考法でベストセラーとなり、ビジネス書界でも流行語のよう...
書評

こちらあみ子

本書は第26回太宰治賞を受賞した作品を含めた短編集である。ちなみに賞を受賞した作品名はそれではなく「あたらしい娘」というタイトルだった。 個人的にタイトルと内容を照らし合わせると改題したあとの「こちらあみ子」の方がしっくりと来る。理由は簡単...
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