哲学 遠くの都市 「遠くの都市」というと「郊外」や「街外れ」と連想してしまう。郊外というと都市とは違う「開放感」が込められているように思えるが、その実は逆で、「閉鎖的」であり、かつ「排外的」であるのだという。 本書はロサンゼルスの都市構造を中心に「都市」その... 2012.07.20 哲学書評
哲学 反情報論 今となっては「情報社会」と呼ばれるがごとく、インターネットや雑誌などが多く、様々な情報があふれている。そのことにより情報の「価値」そのものは玉石混淆の度合いが強く、かつ正確であり、かつそれを速く得るためにはどうしたらよいかと言うの本もでてき... 2012.07.11 哲学書評
哲学 笑い ─ その意味と仕組み 人は誰しも「笑う」ということを行ったことはあるだろう。「笑い」と言うのにもいろいろな種類があり、口を開けて大きな声で笑うものや、唇の口角を上げるだけの「笑い」もある。どのような形でさえ「笑い」は「笑い」である。 人はどのような時に「笑う」と... 2012.07.02 哲学書評
宗教 光に向かって~3.11で感じた神道のこころ 2011年3月11日の東日本大震災は多くの人々と家屋を飲み込んだ。そして日常を壊し、「異常」と呼ばれる事態に見回れた。その災厄の中で私たちの奥底に残っていた「連帯」や日本人独特の「美徳」が発揮し、それが海外メディアにとって「奇跡」のようにも... 2012.06.14 宗教書評
哲学 媚びない人生 「従順な羊ではなく野良猫になれ」 日本人、とりわけ日本企業に勤めている人たちは「猫」よりも「羊」や「犬」になる傾向にあるのかもしれない。「個性」や「自分」という存在を向き合うことさえ許されない状況であるが、そこから脱しいかに「向き合い」、誰... 2012.06.13 哲学書評
哲学 人生論としての読書論 読書は自らの人生を豊かにする。それは今も昔も変わらない。 しかし、その読書の方法一つにしても人それぞれであり、ある人はビジネスや自己成長のために、またある人は私のように人生を豊かにするために読むなど、用途によってもそれぞれである。 では本書... 2012.05.22 哲学書評
哲学 公共哲学からの応答~3.11の衝撃の後で 「公共哲学」とは何なのか。調べてみると、 「「公共性」をキーコンセプトに、哲学・思想史・政治学・法学・経済学・歴史学・科学技術論などのタコツボ化された個々の学問を共通の土俵に乗せ、相互の知見を討議のこと」(山脇直司著『公共哲学とは何か(ちく... 2012.04.27 哲学書評
哲学 つらいから青春だ 「つらい」という感情は誰もが避けたがるものである。しかし成長や失敗にはどこかで「つらい」と思ってしまうような試練が必ず出てくる。その度に挫けてしまったり、諦めの感情を持ってしまうことさえある。 そういった感情に陥るとき、自分の進む道ややり方... 2012.04.26 哲学書評
哲学 日本辺境論 文学者の内田樹氏は昨年の前半までは毎月のように著書を上梓するほど多作であり、「月刊・内田樹」と喩えられるほどであった。その中でもベストセラーの類のものもあるのだが、本書ほどヒットした作品はない。 では、本書にどのようなベストセラーとなるよう... 2012.04.17 哲学書評
哲学 ドゥルーズ入門 ドゥルーズ(ジル・ドゥルーズ)は約17年前に亡くなられたフランスの哲学者であり、サルトルが生きた時代に影響をうけて、「差異」や「機械」などの概念をそのものを考察・定義していった。最晩年には肺病を患い、そのことにより世の中に対して絶望をおぼえ... 2012.04.05 哲学書評