日本人 梅棹忠夫に挑む 生態学者であり、民俗学者でもあり、そして何より「知の技法」の元祖とも言われた梅棹忠夫氏は今年の7月3日に老衰で逝去された。民俗学や生態学特有のフィールドワークを生かしながら「知的生産の技術」が誕生し、40年を迎えようとしていたときに本書が生... 2010.10.20 日本人書評
日本人 硫黄島 栗林中将の最期 「硫黄島」は本来「いおうとう」と呼ばれるのだが、クリント・イーストウッド監督作品「硫黄島からの手紙」が大ヒットしていることなどから誤読とは言え「いおうじま」の読み方が浸透している。 それはさておき、硫黄島は日本軍が敗北したとは言え、アメリカ... 2010.09.18 日本人書評
日本人 指揮官の決断―満州とアッツの将軍 樋口季一郎 戦前、ユダヤ人はナチスの迫害や虐殺に遭ったのは有名な話であるが、そのユダヤ人を救った日本人は2人いる。一人は元在カウナス日本領事館領事代理で「命のビザ」を約6000人支給した杉原千畝、そしてもう一人は本書で紹介する樋口季一郎である。 樋口季... 2010.09.16 日本人書評
外国人 マザー・テレサの真実 マザー・テレサは「無償の愛」を広めただけではなく、「神の愛の宣教者会」をつくり、貧しい人たちに愛を与え、それが認められ「ノーベル平和賞」を受賞した。 本書は著者が1985年から始めた「インド心の旅」の中で何度も会ったマザー・テレサと「インド... 2010.08.11 外国人書評
外国人 盲目の犬ぞりレーサー―私に見えるのは可能性だけ 夏真っ盛りというのにも関わらず、季節外れの作品である。しかし犬ぞりに魅入られ、そしてそれに可能性を欠けた盲目の女性の生き様に私は魅せられた。 TVでも時々取り上げられている「犬ぞり」であるが、レース競技としてもあるだけではなく、雪の中人間や... 2010.07.29 外国人書評
日本人 限界への挑戦―私の履歴書 本書は日本経済新聞の「私の履歴書」に掲載されていたモノを書籍化したものである。1973年、半導体の実験により、ノーベル物理学賞を受賞した。日本人で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹を含め、物理学賞受賞者は6人いる。著者の人生とともに、研究者... 2010.06.17 日本人書評
日本人 情報楽園会社 (株)オトバンク 上田様より献本御礼。 CDやDVDレンタルでもはや代名詞的存在になった「TSUTAYA」。その親会社は「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」と呼ばれ、その頭文字をとり「CCC」と言われている。「CCC」は「TSUTAYA」... 2010.06.15 日本人書評
日本人 植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」 「わかっちゃいるけど、やめられない」 これは植木等、ひいてはクレージー・キャッツのヒット曲の一つと言われている「スーダラ節」の一節である。 私は元々お笑いが大好きであったため、植木等については若干わかるが、植木等全盛期にできた「シャボン玉ホ... 2010.05.16 日本人書評
日本人 岡本太郎 「芸術は爆発だ!」の名言や、1970年に行われた大阪万博の「太陽の塔」でも有名であり、日本を代表する画家としてなくなった今でも、人気は衰えていない。 ちょっとしたこぼれ話であるが、芸人から画家に転身したジミー大西が画家として尊敬している人物... 2010.02.10 日本人書評
日本人 華より花 江戸における歓楽地の一つとして賑わっていた所には「吉原」という所があった。そこで遊郭が立ち並んでおり、女性による接待でもって武士や商人が愉しむ場としていた。しかしこの「吉原」は1966年に無くなったのだが、現在では日本最大のソープランド街と... 2010.01.18 日本人書評