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インフラ

西鉄バスのチャレンジ戦略

交通インフラはなくてはならないのだが、インフラであっても、経営的な悪化が避けられず、倒産の憂き目に遭うところもある。バス会社であっても倒産した所はいくつかあり、観光バスなどがあるのだが、倒産までは行かなくとも経営統合を行うなどの動きもある。 本書は110年以上もの長い歴史を持っている西鉄バスにおける生き残りを賭けた取り組みについて取り上げている。 第1章「時代に合わせた近年の新たな取り組み」 チャ […]

人口減少と鉄道

日本の人口は2008年をピークに減少傾向にある。推計によると今から30年後の2048年には1億人を切り、2060年には8674万人にまで減少するとみられている(「国土交通白書 2013」より)。右肩下がりとなっている現在の日本の人口であるのだが、地域によっては過密化、逆に過疎化しているなど格差が生じているのも事実としてある。 そのような中でインフラの一つである「鉄道」はどのようなポジションにいるの […]

水道の民営化・広域化を考える

ここ近年では電力やガスといったインフラが自由化となり、特に電力の発電・販売に至ってはさまざまな業者が参入した。しかしながら水道に至っては現時点で自由化はなっていない。その理由は私にもわからないのだが、自由化にするにあたって何らかの課題があるのかもしれない。 話を本書に移す。本書は水道の管理・保守は、現在特定の水道事業者・施設によって管理されている。しかもそれは市町村と言った「行政」によって管理され […]

地域の足を支える コミュニティーバス・デマンド交通

地域の足として役立つ交通手段としてバスがある。もちろん路線バスもあるのだが、地域住民の足として根ざしながらもコミュニティーとして成している。しかしコミュニティーバスは地上によって様々な課題があり、なおかつ、バスを廃止してしまった現状がある。その現状と対策について取り上げているのが本書である。 第Ⅰ部「コミュニティーバスの誕生と「ムーバス」の成功」 コミュニティーバスはよくある路線バスとは異なり、安 […]

「スーパー新幹線」が日本を救う

新幹線の進化は止まらないのだが、最近では北陸新幹線や北海道新幹線ができ始め、利便性が高まっていくようになった。今後も延伸や新しい新幹線の構想が出てき始めており、様々な交通インフラの充実が期待できるのだが、著者は一極集中から地方創生への一手段として「スーパー新幹線」があるという。そもそもスーパー新幹線とは何か、日本を救うきっかけとなる新幹線はどのようになったらよいのか、そのことを取り上げている。 1 […]

インターネット・バイ・デザイン―21世紀のスマートな社会・産業インフラの創造へ

今となっては当たり前に存在する「インターネット」だが、それが一般的になったのはつい20年ほど前のことである。そこからインターネットの技術・世界は目まぐるしい進化を遂げ、今となってはインフラの一つ、あるいは生活資源としても扱われるようになった。そのインターネットのデザインはこれからどのように変化を遂げていくのか、本書はそのことについて分析をしている。 第1章「インターネット・アーキテクチャを考える」 […]

進む航空と鉄道のコラボ―空港アクセスが拓く交通新時代

航空と鉄道は長年ライバル関係にあり、今もなおそのような状態が続いているイメージがある。もっとも新幹線のような長距離鉄道のルートに航空ルートが重複するようなこともあるため、コラボすることそのものがあり得ないと思ったのだが、実は航空と鉄道とのコラボはアクセスの整備が進んだこともあり、共に追い風のような状況になったことから積極的に行われているのだという。特に2020年に開催される東京オリンピックを見据え […]

鉄道会社の経営 – ローカル線からエキナカまで

日本は「鉄道大国」と呼ばれるのだが、実際には次々と廃線したり、新しい路線が開通したりとめまぐるしい状況にある。しかし津々浦々に敷設されていても、特に地方では鉄道路線がなく、バスやマイカーでしか行くことができないところもある。 そう考えると鉄道で事足りるようなものではないのだが、それは鉄道会社の事情がある。本書は鉄道会社がどのような経営形態を行っているのか、そして経営努力を行っているのか、そのことに […]

コンビニだけが、なぜ強い?

私自身毎日のようにコンビニに足を運ぶのだが、モノを買うこともあれば、流行ものを調べるための情報収集として活用することもある。実際に行くコンビニは、本書にて紹介している大手コンビニであるのだが、その強さとはいったいどのようなものか、そしてコンビニが強い理由とはいったい何なのか、本書はそのことについて考察を行っている。 第1章「近づいてくる店舗 セブン-イレブン」 コンビニというと代名詞的な存在なのが […]

コンビニと日本人 なぜこの国の「文化」となったのか

もう「あたりまえ」の存在となっているコンビニだが、1970年代に作られた産物で、30年後、このようにインフラの如く扱われている存在になるとは誰も思わなかった。(ちなみに起源は諸説あるので、起源の説明は割愛しておく) 本書はコンビニの歴史、及びビジネスとしてのコンビニと言うよりも「インフラ」としての「コンビニ」の存在について、過去の災害と現在の社会と照らし合わせながらコンビニの存在について解き明かし […]