事件

書評

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析

「ヤンキー」というのは死語なのかと一瞬思ってしまったのだが、最近では「ヤンキー世代」と呼ばれる様な本も出てきており、まだまだ死語では無い事を思い知らされた。 そもそも「ヤンキー」とは何なのか、調べて見ると、 「(もとアメリカ合衆国北部諸州の...
国内

修羅場の経営責任―今、明かされる「山一・長銀破綻」の真実

「経営危機」というのはいつ、どこで起こるか分からない。それはたとえ大手企業だとしても、大手銀行だとしても、である。かつて銀行は潰れない企業の代名詞と言われていたのだが、今から17年前の1997年にその前提が音を立てて崩れ去った。何が起きたの...
教育

いじめ問題をどう克服するか

「いじめ」問題は後を絶たない。私の記憶では1994年に起こった愛知県西尾市中学生いじめ自殺事件が一番古い。その後にもいくつかのいじめ事件があり、いったんは沈静化を見せたものの2006年以降、再びメディアでクローズアップされた。 そして本書で...
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国際政治

したたかな国キューバ―シジョンは揺れても倒れない

キューバでは「カストロ体制」が続いている。2008年に長らく統べていたフィデル・カストロが健康状態の悪化を理由に退任し、新たにフィデルの弟であるラウル・カストロが国家評議会議長の座に就き、あとを引き継いだ。事実上「カストロ体制」が続いたこと...
スポーツ

性と柔~女子柔道史から問う

柔道は日本の国技であるが、女子の柔道も同様であるのだが、実は男女格差があるのだと著者は指摘している。というのは柔道で段位になると「黒帯」をつけるのだが、男子は真っ黒な黒帯に対し、女子は表紙の写真にあるように、帯に白い線が入っている。これは柔...
教育

いじめの深層を科学する

「いじめ」と言う言葉が学校などで叫ばれているが、最近では「職場いじめ」など学校以外の所でも言われている。この「いじめ」という言葉がメディアで取り上げ始めたのは1973年の「中学生首切り殺人事件」のことであったが、社会問題化され始めたのが19...
ミステリー

海のイカロス

時は3.11後の脱原発運動が盛んに行われる、俗に言う「原発クライシス」と呼ばれていた日。脱原発を掲げながらも新エネルギーに対する模索が行われていた。 その中で注目されたのが「潮流発電」と呼ばれる発電システムだが、主に海流を利用する発電のこと...
国内

「愛」なき国 介護の人材が逃げていく

アベノミクスにより経済は回復の兆候があるように見えるが、業界によっては恩恵を受ける以前からずっと悲鳴を上げている。とりわけ今後ますます需要が増してくる介護業界はことのほか悲鳴の度合いは大きい印象を持っている。その一方で介護現場にて起こってい...
書評

銀婚式物語

「銀婚式」は結婚25周年の時に祝う式である。結婚50周年が「金婚式」と呼ばれているので、それに倣った形で名付けられたのだろう。 著者も本書の執筆中に「本当に」結婚25周年を迎えたのだという。その25周年にあたる日がこの作品の連載一回目に当た...
ミステリー

モンスター・シークレット

進展のない事件について最新の情報を手に入れようと正義感に燃える記者が話題収集のためにフランスに渡ったときから物語は始まる。 その物語はフランスに行く前まで追っていた事件との館錬成があり、「ナポレオン」や「摂政」などを手がかりに日仏双方から紡...
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