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仏教

無(最高の状態)

メンタルの所で、色々な事があると、壊れてしまったり、不安定になってしまったり吸うことが往々にしてある。そこから脱するための方法は様々であるが、その中でも不安や心配を解消するために「無」になることを本書では説いている。よく仏教の世界でも「無我の境地」があるなど「無」に関してはネガティブのように見えて、ある種の「悟り」に近い要素を秘めている。またその「無」こそが、情報過多の時代において、最高の状態であ […]

東アジア仏教史

仏教は東アジアにおいて生まれ、育っていったものである。もっとも仏教の歴史は2500年以上も前に釈迦(ゴータマ・シッダールタ)がインド北部で悟りを開き、開祖したことから始まる。釈迦が仏教を開き、インドや東アジアを通して伝播し、確立されていったのか、本書ではその歴史を紐解いている。 第一章「インド仏教とその伝播」 初期の仏教はインドで育ったことから「インド仏教」と呼ばれるものがものである。釈迦が入滅後 […]

地域とともに未来をひらく お寺という場のつくりかた

皆さんは「お寺」と言うとどのようなイメージを持たれるか、古くさいイメージもあれば、葬送でしか使わないと言ったイメージもあるのだが、もっともお寺はそれだけのことではない。むしろコミュニティとしての役割も担っているという。本書は実際に地域におけるお寺の役割と、「お寺」自体がコミュニティを活性する「場」として扱われていることについて取り上げている。 第1部「お寺という場の可能性」 ここ最近では「お寺離れ […]

ブッダの獅子吼 原始仏典・法華経の仏教入門 ―マインドフルネスの先を行く、釈迦の真の悟りとは?

本書のタイトルである、「ブッダの獅子吼(ししく)」は、 ブッダが、自信をもって、ライオンが吼えるように、声を響かせながら教えを説いているp.2より とあり、実際に「ディーガ・ニカーヤ(長部)」と呼ばれる経典にも言及されている。本書ではブッダの「法」と呼ばれる教えを紐解いているのだが、ブッダの法自体は膨大であり、なおかつ法の中には日本人の生活にそぐわないものもある。そのため、日本人の生活に合わせて取 […]

出家への道 苦の果てに出逢ったタイ仏教

本書の著者はあまりピンとこないかもしれない。ちなみに俗名の笹倉明(ささくらあきら)という名前を聞くとピンと浮かぶ方もいることだろう。それもそのはず。「漂流裁判」や「遠い国からの殺人者」「昭和のチャンプ―たこ八郎物語」で有名で、そのうち「遠い国からの殺人者」で第101回直木賞を受賞した作家である。 その笹倉氏が2005年にタイに移住し、2016年にパンオン寺に出家したという。なぜ出家したのか、そして […]

東大寺のなりたち

奈良を代表するスポットとしてあるのが「東大寺」である。東大寺には俗に「奈良の大仏」といわれる「盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)」もあり、奈良を象徴する場所として有名である。その東大寺は仏教における華厳宗の大本山であることは有名で仏教政策を強く押し進めた第45代天皇である聖武天皇が建立した寺としても有名である。その東大寺が建立するまでのプロセスを追ったのが本書である。 第一章「東大寺前史を考える」 元 […]

弘法大師空海と出会う

「弘法大師」といえば空海の諡号(しごう・戒名の別名)であり、なおかつ仏教における真言宗の開祖であることは有名な話である。その弘法大師は奈良時代において仏教の世界で重きを成した人物としてよく取り上げられているのだが、そもそも弘法大師の足跡は宗教のみならず、伝説や美術、思想にまで影響を及ぼしているといっても過言ではない。その空海の生涯や姿について美術や著作、さらには縁の地に赴きながら全体像を描いている […]

究極 日本の聖地

「聖地巡礼」という言葉がある。元々は宗教的なシンボルのある場所に礼拝をしたり、訪れたりすることで、宗教の根源を探るというような意味を表すのだが、最近ではアニメ・ドラマといった作品の舞台に行く・体験すると言ったことで取り上げられることが多い。本書は後者ではなく、あくまで前者のことを表しており、仏教・神道における聖地はどのような所があるのか、そして聖地を歩くことによってどのような物が得られるのか、その […]

捨てる力 ブッダの問題解決入門

ダイヤモンド社様より献本御礼。 モノにしても、コトにしても増やしていくことも一つであるのだが、あまりに増やしすぎてしまい、身動きが取れなくなってしまっては元も子もない。その元も子もない状況から脱出し、悩みを消し、ラクに生きることができるか、そこには「捨てる」要素が必要になる。しかし何を捨てたら良いのか分からない、その分からない捨てるモノを選ぶ要素として「ブッダの教え」がある。 第1章「一生、お金に […]

つらい時は「やってらんな~い」って叫べばいいのよ

あなたはいつ・どこで「つらい」と思ったことはあるのだろうか。私の場合は四六時中「つらい」ような場面に出会ったことがあり、実感として思ったことも幾度となくある。そのような時にこそ気合を入れて前に進むことにしているのだが、そういったことでさえもおっくうに思ってしまうこともある。しかし本書の著者はそういう時にこそ「やってらんな~い」と言う風に叫べばよいのだという。本書ではその理由とともに、恋愛・仕事・生 […]