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対談

傾聴思考 対談 知性と豊かさを手に入れる 一流をつくる7つの言葉

よくコミュニケーションの世界では「傾聴」が重要視されることが大いにある。傾聴は、単純にじっくり「聞く」のではなく、「耳」に「心」と書いてあるため、その人の意図や考え方など、心的な部分まで掘り下げて「聴く」ことが肝要である。 本書はその傾聴でもってどう考えるかのノウハウを伝えるように見える。しかし本書は6人の対談を通して、その人がどのような嗜好を持っているのか、なぜ一流でいられるのか、対談でもって傾 […]

何とかならない時代の幸福論

時代は変わる。その変わる時代の中で「何とかなる」こともあれば「何とかならない」と思えるようなことも往々にしてある。特にここ最近では「コロナ禍」「コロナショック」により、「何とかならない」声がどうしても聞こえてくる。 そのような時代の中で「幸福」とはいったい何か、本書は立場の違う2人が対談を通して日本の現在地と幸福についてを取り上げている。 Ⅰ.「日本の現在地――私たちはどこへ向かっているのか」 か […]

先生! どうやって死んだらいいですか?

何かタイトルを見ると「自殺願望」と思ってしまうような印象を持たれてしまうのだが、人間としての生き方、老い方、病との向き合い方、性差の考え方など、ありとあらゆる面において途方もない悩みを持っている。その悩みに対して詩人と宗教学者との対談・人生相談を元にして一つの考えを明かしている。 SESSION1「性をこころえる」 人は誰しも多かれ少なかれ「性欲」を持っており、恋愛感情もある。しかしながらその恋愛 […]

野田秀樹×鎌田浩毅 劇空間を生きる

まさに「異色の対談」といえる一冊である。方や演劇の世界にて生きる演劇人、方や火山学者。同級生ではあるものの、進んでいる道は全く異なる2人が演劇について語るというものである。 第I部「演劇界の旗手の軌跡」 第1講「子ども時代~夢の遊眠社──生まれと育ちと」 著者の一人である野田秀樹氏が生まれ育ち、そして演劇の世界に入るまでの所を取り上げている。さらに演劇の世界に入り、学生の時につくった作品まで言及し […]

文化が織りなす世界の装い

元々人類には「装い」と言ったものがなく、「文化」という概念ができはじめたあたりから身を守るものとして「装い」、いわゆる「衣装」ができあがった。だんだんと時代が立つにつれ、その国、地域における象徴として現れ、集団として、さらには「美意識」としての「装い」ができはじめた。「装い」の歴史と世界を考察していくとどのような物が見えるのか、本書はその「装い」を様々な観点から論考すると共に、座談会も行った一冊で […]

穂村弘の、こんなところで。

歌人・穂村弘はどのような関わりを持っていたのか、そしてどのような対談を行ったのか、様々なジャンルの人41人が対談を通じて解き明かしている。 本書は月刊「花椿」と呼ばれる資生堂が発行している対談集であるのだが、なぜ歌人が対談を行っているのか、そしてどのような題材なのか、対談を通じて探っている。もちろん歌人ならではの観点、41人ならではの観点が映し出されており、その観点がユニークであり、著者自身の新し […]

どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか

人に限らずとも動物にしても植物にしてもいずれ死ぬときが来る。それは生き物の特性によって大小あるのだが、必ず死を迎えることとなる。もしあなたが死を迎える前にどのように生きるのかは非常に重要な命題であるのだが、そもそもどう生きるのか、仕事や人生、人間関係についてを議論している。 第一章「「人生」にまつわること」 人生は1度きりである。だからでこそ悔いのない人生を送る必要がある。だからといって妥協を許さ […]

蜷川幸雄の劇世界

「世界のニナガワ」と呼ばれ、数多くの芸能人を舞台に上げた演出の鬼・蜷川幸雄が今年の5月に帰らぬ人となった。稽古や本番前のリハーサルなどで怒鳴ったり、物を投げたりすることが多く、そのことから「鬼」と名付けられたといえる。しかしその妥協なき演出によって、アイドルを演劇の世界に踏み入れさせ、そして大成した方も少なくない。その妥協のない演出はどのようなものだったのか、長らく蜷川の演出を見続けてきた著者が解 […]

TSUTAYAの謎

最近は行かなくなったのだが、以前は頻繁に足を運び、DVDやCDをレンタルすることが多かった。もちろんTSUTAYAをもととなっている「Tカード」はTSUTAYAをはじめ、ありとあらゆるところでポイントを貯めたり、使ったりすることができる。 本書はレンタルをはじめ様々な種類の事業展開を行っているTSUTAYAのこれまでとこれからについて、TSUTAYAの母体であるCCC(カルチュア・コンビニエンス・ […]

生きるってなんやろか?

「生きてるってなーんだろう」「生きてるってなーに?」 このフレーズを知っている方であればおそらく20代後半から30代と言える。これは「笑う犬」シリーズに出てくる「テリー&ドリー」のコントである。 そのコントはさておき、「生きる」こととはいったい何なのか、そのことについて哲学的な観点、あるいは科学的な観点から考察を行っているのだが、アプローチはそれぞれ異なっている。 その異なった2つの学問が […]