ミステリー 噓と人形 一言で言えば「変な小説」である。私小説というわけではなく、著者の名前、さらには自信がレギュラーコメンテーターを務めている番組なども紹介し、その傍らで架空のミステリーを展開するというものである。 もちろん著者自身を冒頭からくどいように出てくる... 2017.07.28 ミステリー書評
書評 ボブ・ディラン――ロックの精霊 昨年秋にノーベル賞が発表され、本書で取り上げるボブ・ディランが文学賞を受賞したことで話題となった。その授賞式に出席・欠席でも話題となったのだが、ディランの歌詞がいかに文学的に評価されたのかを表している。しかしながらボブ・ディランはロックの大... 2017.07.27 書評音楽
書評 ただ、ふらふらと―酔いどれドクター最後の日誌 医者にまつわる物語は色々とあるのだが、本書は船上ドクターの一冊である。1年の内半分が船の上にいるだけに「船酔い」もあれば、酒飲みだったこともあり、「酒酔い」と言った2つの「酔いどれ」といった要素がある。 しかし本書はフィクションと言った創作... 2017.07.26 書評青春
書評 親権と子ども 「親権」と言っても今し方であれば関係ないのだが、離婚の時にそういった争いが起こることがある。その争いはエスカレートすると裁判に発展するというようなこともあり、なおかつ法改正も度々あった。その親権争いと子どもの境遇はいったい何か、そのことを取... 2017.07.25 書評法律
ミステリー 深海の寓話 定年になると様々なチャレンジをしたくなる人もいる一方で、リタイアとして余生をただ過ごすだけの人がいる。本書の主人公は元刑事で静かな余生を過ごそうとするのだが、ある事件に巻き込まれ、様々な人物と親交を深めることとなる。 その親交を深めた人々と... 2017.07.24 ミステリー書評
日本人 市川猿之助傾き一代 市川猿之助の名跡はすでに四代目に受け継がれており、本書で紹介される猿之助はその前の代であり、現在は二代目市川猿翁である。現在でこそパーキンソン病を患っており、満足に舞台をこなすことができないのだが、現在は実子である九代目市川中車(香川照之)... 2017.07.23 日本人書評
書評 総選挙ホテル 「総選挙」と言うと、昔からあるのが「衆議院総選挙」、現在となってはAKBをはじめ、様々なサブカルチャーの分野でも総選挙が行われ、話題となることがある。 では本書であるのだが、「ホテル」と「総選挙」との関わりあいは内容に見えるのだが、その従業... 2017.07.22 書評青春
教育 読みたい心に火をつけろ!――学校図書館大活用術 本を読むことは良い事であるのだが、そもそも本を読んだことがない人にとっては何から読んでいけば良いのか分からなくなる。そのため本をどのようにして探したり、読んだりしていけばよいかを指し示す一冊ないし、方法があればと考えていたのだが、本書があっ... 2017.07.21 教育書評
ミステリー ゼンマイ ゼンマイというと山菜の一つであると同時に、人形やロボットと言ったものを動かす基礎となるものを表している。 本書はある人が残したゼンマイの在処を巡ってモロッコへと旅立つ珍道中である。モロッコというとまさに奇怪であり、なおかつ男2人を考えると旅... 2017.07.20 ミステリー書評
書評 「写楽」問題は終わっていない 江戸時代を代表する絵の一つとして「浮世絵」がある。その浮世絵を描いた人物として代表的な人として「東洲斎 写楽(とうしゅうさい しゃらく、どうじゅうさい しゃらくとも読む)」がいる。しかしその写楽は生没年不詳であり、どのような人物なのか全くと... 2017.07.19 書評美術