読みたい心に火をつけろ!――学校図書館大活用術

本を読むことは良い事であるのだが、そもそも本を読んだことがない人にとっては何から読んでいけば良いのか分からなくなる。そのため本をどのようにして探したり、読んだりしていけばよいかを指し示す一冊ないし、方法があればと考えていたのだが、本書があった。その本書は本の探し方から読書をすることの尊さに至るまで中学生や小学生を対象に教えている。もっともそろそろ夏休みで読書感想文を書く時期を考えると今本書を取り上げるのが適当なのかも知れない。

1章「何かお探しですか?」
本を探すときに本屋であれば書店員、図書館であれば司書が声をかける言葉である。本を探そうと思って迷ったとき、ジャンルなどを探しているのだが、どの本を選んだら良いのか分からないときに声がかかると探す時間も省けることになる。

2章「学校全体で「読む」を育む」
学校全体でも「読書の時間」と言ったことを設けている所もある。もっとも読書をいかにして興味を持たせるのかというのは人それぞれでもある一方で、家庭単位、さらには学校単位で考える必要のあることである。そもそも読むことは何故人生において必要なのかといった根本的なこともまた伝える側としては考え、そして啓蒙していく必要がある。

3章「地域で「読む」を支える」
その啓蒙は学校だけでなく、地域でも問われる。地域では学校の図書館の他に公共団体が図書館を管理すると言ったこともある。その管理の中でどのようにして子供たちに教育の一環として本をいかにして伝えていくか、そのことを取り上げている。

4章「人と本がつながると、人と人がつながる」
本のつながりによって人とつながることはよくある。もっとも自分自身もセミナーや読書会などのことによって著者・読者とのつながりを持つことができ、今もなおつながっている。そのつながりは読書を通じて広がりを持つことができるし、なおかつジャンルを深化すればするほど人の縁もドンドン深まる。

5章「「読む」ことって何だろう?」
「読む」とひとえに言っても様々な種類がある。本をどのようにして読んで読んでいけば良いのか、そのことを表している。

本を読むことは人生においても重要な要素の一つであるのだが、それと同時に本を読むことの素晴らしさ、そして尊さを教える必要がある。そのきっかけが本書にある。

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