書評 恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂 料理から生まれる物語もある。食堂から生まれる人間模様もある。帝国ホテルの副料理長を辞めて、洋食屋をオープンさせた主人公とその家族の物語であるのだが、その物語とハンバーグをはじめとした料理には愛情が溢れているように思えてならなかった。 いわゆ... 2019.01.02 書評青春
ミステリー バスを待つ男 東京都民に怒られるかも知れないのだが、言うまでもなく東京にも路線バスがある(一部地域を除く)。しかし自分自身は東京に行ったとしてもJRや地下鉄などの電車などがあるため、バスに乗る機会が全くと言ってもいいほどない。あったとしても過去に1度だけ... 2018.05.19 ミステリー書評
ミステリー テュポーンの楽園 東京の郊外にある人口わずか900人の街だった。しかし東京にある「集落」と言えるところであり、文化・慣習も異なるのかも知れない。 しかしその「異なる」と言うよりもむしろ「異常」と呼ばれるような事件が起こってしまった。それは「洗脳」と呼ばれるよ... 2018.04.19 ミステリー書評
書評 感情8号線 見るからして「うまい!」と思わせるようなタイトルである。もっとも「東京都道311号環状八号線」の略称である「環八」のうち「環状」を「感情」と変えているからである。しかしその本書のタイトルの捩り元である「環八」が本書の物語の舞台となっている。... 2018.04.12 書評青春
国内 通勤電車のはなし – 東京・大阪、快適通勤のために 私自身は仕事をする際に通勤電車に乗ることがある。場所によっては寿司詰めのような電車となり『痛勤電車』とも呼ばれることもある。その電車は日本に鉄道ができてからずっとあったのだが、戦後になってからはそれが自宅から会社に向けての通勤に対して電車を... 2017.12.13 国内書評
ミステリー 失踪.Com 東京ロンダリング 失踪者は毎年のように出るのだが、そもそも失踪者と言うと理由もあれば、理由もなく失踪をする人もいる。その失踪者がいかにして生まれたのか、本書ではそこに事故物件が住んでいる人々であるという。その事故物件をロンダリング(洗浄)する業者が再び動き出... 2017.07.17 ミステリー書評
書評 未来食堂ができるまで 東京都千代田区一ツ橋と呼ばれる都心中の都心に「未来食堂」と呼ばれる小さな食堂がある。その食堂はごく普通の食堂のよう見えて、「ちょっと融通がきくお店」として有名であるという。しかも決められたメニューの他にも様々な気分によってメニューを用意して... 2016.12.28 書評経営・マーケティング
日本 23区格差 東京の中心部には23区がある。その23区には「格差」が存在するという。その存在する格差にはどのようなものがあるのか、要因と対策とはどのようなものがあるのか、そのことについて取り上げている。 第1章「23区常識「ウソ」」 その23区の中では私... 2016.10.15 日本書評
日本 銀座にはなぜ超高層ビルがないのか―まちがつくった地域のルール 本書のタイトルを見て、ふと「そうだ」と思ってしまった。銀座には数え切れないくらいいったことはあるのだが、高層ビルはあれど、30階以上にもなるような超高層ビルに出くわした記憶がなかった。六本木や新宿、丸の内や八重洲ならいくつか超高層ビルを見か... 2016.09.04 日本書評
日本 東京劣化 高齢化社会に伴い、日本の人口が減少しているだけでなく、高齢者の割合も多くなってきている。そのことから地方では集落が次々と消滅するようなことが起こり、地方の劣化が激しいと言われているのだが、それ以上に東京の劣化が激しいのだという。それはいった... 2016.06.10 日本書評