日本人 昭和声優列伝 今でこそアイドル並みの活躍を得ている声優の職業であるのだが、かつては俳優業のおこぼれで吹き替えやナレーションと言った仕事を生業としてきた。しかしその声優の仕事の幅も広がるようになり、俳優とは別の「声優」の職業が生まれるようになった。その草分... 2017.03.21 日本人書評
日本人 忘れられた哲学者 – 土田杏村と文化への問い 日本の哲学者と言っても様々いるのだが、有名どころだと「哲学」の日本語の生みの親である西周や西田幾多郎、政治哲学ではあるものの丸山眞男がいる。しかし本書で取り上げられる土田杏村(つちだきょうそん)はどのような哲学者なのか、そしてどのようなもの... 2017.03.10 日本人書評
日本人 恋づくし – 宇野千代伝 元々私自身は宇野千代という人物について名前以外は知らなかった。しかし今から6年前の秋に「私のおとぎ話」という本に出会ったとき、ようやく人物・本に巡り合うことができた。元々寡作だったこともあり、作品自体になかなか出会えなかったのだが、犯罪以外... 2017.03.08 日本人書評
日本史 耳鼻削ぎの日本史 おそらく本書はTVなどで取り上げることができない一冊と言える。タイトルからして非常にグロテスクなものになると言っても過言ではない。しかしながら歴史の中にはそういったことが行われた史実が残されているため避けて通れないものと言える。しかしこう一... 2017.03.06 日本史書評
日本 大和屋物語――大阪ミナミの花街民俗史 花街というと様々な「遊び」を嗜むことができる場所である。その多くは京都・花街であるのだが、大阪にも花街は存在する。その場所は現在でいう所の「ミナミ」と呼ばれ、かつては「南地」と呼ばれるところである。その南は花街であるのだが、現時点で遊びので... 2017.02.28 日本書評
教育 学校の戦後史 学校は歴史とともに変化をしていく。その変化の中で最も大きなものとしたら大東亜戦争後に行われた「六・三・三制」が作られたことが挙げられる。しかし細かいところにおける変化は多岐にわたるのだが、その多岐にわたる「変化」とはいったいどこにあるのか、... 2017.02.16 教育書評
日本史 「広辞苑」の罠 歪められた近現代史 広辞苑というと辞書の中でも最も有名なものの一つで、近現代にまつわる単語が収録されており、単語を多くほしい私にとっても重宝しているものである。もっとも当ブログにて単語を取り上げる際にもたいがいは大辞林のほかに広辞苑から取ってくることが多い。 ... 2017.02.05 日本史書評
書評 いとしこいし想い出がたり あけましておめでとうございます。本年も「蔵前トラックⅢ」をよろしくお願い申し上げます。 新年1発目として本書を取り上げます。「初笑い」という部分で。 私自身お笑いが好きであるのだが、昨年は様々な訃報があった。関西を中心とした上方の演芸に焦点... 2017.01.01 書評芸能
スポーツ 釜石ラグビー 栄光の日々 – 松尾雄治とくろがねのラガーたち ラグビーフィーバーが止まらない。昨年では日本代表が強豪である南アフリカ代表との試合で劇的な逆転勝ちを果たし、一躍スポットライトを浴びるようになった。現在もラグビーは止まることを知らず、「五郎丸ポーズ」でおなじみの五郎丸歩選手を筆頭として、ラ... 2016.12.15 スポーツ書評
日本 駅弁と歴史を楽しむ旅 ベスト100食、美味しい史跡めぐり そろそろ年末なので電車や飛行機などの予約を進めているところだが、その中で最も楽しみにしていることといえば「駅弁」「空弁」である。後者はあまり食べないのだが、前者は毎年楽しみにしているだけに早くもどれを食べようか迷っている始末である。最も私は... 2016.12.12 日本書評