歴史

書評

昆布と日本人

昆布と日本人は切っても切れないものである。鍋のだしにつかわれることもあれば、醤油の原料に使われることもある。お茶として飲まれることもあれば、「乾物」の珍味として食べられることもある。 日本の料理の中の「核」としても愛されている存在であるが、...
国内

今を生きる―東日本大震災から明日へ!復興と再生への提言〈1〉人間として

あの3.11の震災から2年を迎える。 過去にも現在にもこれほど大きな地震に遭遇したのはなく、今でも昨日の事のように覚えている。あれから2年東北では紆余曲折を経ながら復興に向けて着々と進んでいる。その一方で、当方から遠く離れて住む私たちは「今...
書評

新宿で85年、本を売るということ

新宿駅東口から少し歩いたところに「紀伊国屋書店」の新宿本店がある。そこには本屋だけではなく「紀伊国屋ホール」といった演劇人の登竜門も存在する。 その紀伊国屋書店新宿本店は昨年、創業85周年を迎えた。その85年前、昭和が始まったときにある炭屋...
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日本人

チョコレートを1.2トン食べました

本日2月14日は聖(セント)バレンタインデーである。その歴史はローマ帝国時代にローマ皇帝から迫害されたキリスト教司祭・ウァレンティヌスが殉教(宗教のために犠牲になること)した日である、と同時にその日はローマ神話で女性の結婚を司る神「ユーノ」...
書評

食卓と家族―家族団らんの歴史的変遷

今となっては「核家族化」が著しいが、「家族団らん」の風景は今でも「日常風景」の一つとして挙げられている。それが毎日ではなくとも、里帰りする「お盆」や「年末年始」には故郷から離れて働きに出ている親族が戻ってきたときにその風景になることもある。...
技術

ロウソクと蛍光灯―照明の発達からさぐる快適性

もはや人間の生活とって「照明」は欠かせない。しかし「照明」そのものがいつ頃から親しまれたかというと、あまり知られていない。古代であれば焚き火を使ってそれを照明の代わりにしたことを想像してしまうのだが、はたして「照明」は人間にとってどのように...
1968年を知らない人の『1968』

1968年―― 反乱のグローバリズム

「1968年」 この年は世界中で「激動」と呼ばれる年であり、先進国では「冷戦」の絶頂期といえる年であった。その年は世界中でいろいろな革命や運動が起こり、それぞれで混乱に陥れられた時代と言える。 日本では「大学紛争」や「全共闘運動」を発端とし...
技術

今だから話せる都営地下鉄の秘密

「・・・しかし、地下鉄の電車はどっから入れたんでしょうねぇ。それを考えると一晩中眠られなくなるの」 これは春日三球・照代の地下鉄漫才の一言である。この一言が「地下鉄漫才ブーム」となり、夏休みの子供たちが「営団地下鉄(現在の東京メトロ)」や「...
2012年

年末恒例ランキング2012 vol.4 「人文」本ランキング

年末恒例ランキングの第4弾は「人文」本ランキングです。今年はなんと128冊取り上げてきました。毎日のように書評をしたのですが、人物や名言などの本を取り上げてきたのですが、そのカテゴリーがいずれも「人文」にまつわるものが多かったことが要因とし...
書評

風流 江戸の蕎麦―食う、描く、詠む

本日はクリスマスイブでだが、それを過ぎるとすぐに「年越し」が始まる。その「年越し」になると「おせち」とともにいわれるのが「年越しそば」である。「年越しそば」とはいったいどこからきたのかというと、諸説はあるもの少なくとも1814年頃に刊行され...
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