書評

たそがれてゆく子さん

人は誰しも老いて、やがて死ぬ。そんな当たり前なことなのに、なかなか受け入れない、あるいは受け入れたくない人も少なからずおり、かくいう私も時折そのような感情に陥ることがある。 人として老い、そして生きていく中での「別れ」をどのようにして...
書評

死の練習 – シニアのための哲学入門

先に断っておきたいのだが、本書は「自殺マニュアル」ではない。必ず訪れる「死」に対して、どのような心構えを持つべきかを説いている一冊である。サブタイトルにもあるように、シニア世代をターゲットにしている一冊であるのだが、いつか死を迎えるにあたっ...
書評

先生! どうやって死んだらいいですか?

何かタイトルを見ると「自殺願望」と思ってしまうような印象を持たれてしまうのだが、人間としての生き方、老い方、病との向き合い方、性差の考え方など、ありとあらゆる面において途方もない悩みを持っている。その悩みに対して詩人と宗教学者との対談・人生...
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書評

海の乙女の惜しみなさ

本書は短編集であり、表題を含めて5編収録されている。その5編は舞台も境遇も異なるとは言えど、共通している部分として「どん底」という言葉がある。その「どん底」が海にもそれぞれあるのだが、そこが深い所を意味している所から「海」を連想できる。 ...
書評

ラヴェルスタイン

世界的に有名な学者から主人公に対して「回想録」を頼まれる事となった。その回想録を執筆する際に取材をするようになったのだが、その取材の中で学者は何を語るのか、そこには記憶とは何か、人種とは何か、そして生と死とは何かについてが問われていた。 ...
書評

赤へ

人間における「本当」というのは何か、そこには「本性」というのがある。もっともそれが表れるのは極限の状態、それも「生」と「死」と言う言葉に直面するような場面によって出てくるのかも知れない。 本書はその「生」と「死」を描いた短編集である。その...
書評

人質の朗読会

「生と死」 この言葉は必ずと言ってもいいほど出てくる。そういったことについて教育の場でも語られたり、議論したりすることがあり、いわゆる「デス・エデュケーション」として扱われることがある。 それはさておき、死と直面する人びとが、日常から隔...
書評

恐山―死者のいる場所

青森県の下北半島には有名な山がある。その名も「恐山」であり、「イタコ」が礼を呼び寄せる、あるいは死者のいる山であるようなイメージが強くある。もっとも恐山はどのような山なのか、どのようにして「死者」のイメージを結びつかせるようなこととなったの...
書評

いとの森の家

福岡の団地で暮らしていた娘が父親のある「思い付き」で山々に囲まれた小さな村に住むようになったという。その住むところが「森の家」と呼ばれるところにあるのだが、その森の家の中では「おハルさん」と呼ばれる婆さんがいる。そのおハルさんは娘にとって特...
書評

骨風

本書のタイトルからして無骨な作品のイメージがあったのだが、実際に中身を見てみると短編集であり、表現もけっこうそぎ落としつつ、伝えるところは伝えられている作品である。しかしそれでいて繊細で、痛みや「死」といったことを向き合いながら、ひたむきに...
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