江戸時代

書評

四コマ漫画―北斎から「萌え」まで

四コマ漫画は今となっては数え切れないほど存在しており、新聞・雑誌など私たちの生活に欠かせないメディアにも必ずと言ってもいいほど入っている。四コマ漫画はそれだけ浸透しているのだが、そもそも四コマ漫画はいかにしてできたのか、そしてどのような歴史...
書評

斗棋

将棋の歴史は、6世紀頃からとされているのだが、この頃は貴族たちのものとして受け入れられたのだが、江戸時代に入って貴族・武士だけではなく庶民の間でも親しまれ、とりわけ「賭け将棋」として広がっており、それだけで生計を立てるいわゆる「真剣師」と呼...
書評

江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統

「江戸しぐさ」に関する本は私もいくつか読んだことがある。その多くは礼儀作法や教育に関することについて取り上げられており、啓蒙の模範になるものばかりだった。本書の冒頭にも書いてあったのだが、マナー啓発ポスターにも「江戸しぐさ」が使われていたの...
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書評

甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺

お菓子は色々な甘みを持っている。特に和菓子の場合は、餅や餡子、砂糖など、様々な材料でもって彩りで視覚を、そして、繊細な甘さでもって味覚を堪能することができる。本書で紹介される和菓子一つ一つは繊細な甘さを持っているだけではなく、本書で紹介され...
日本史

捏造されたヒーロー、遠山金四郎

「遠山の金さん」と言えば時代劇の中でも有名である。もちろんこの時代劇の主人公は遠山金四郎(とおやまきんしろう)である。実在する人物かと思ったら、半分合っている。なぜ「半分合っている」という回答にしたのかというと、元々のモデルは江戸時代の旗本...
時代

あっぱれ町奉行―江戸を駆ける

「町奉行」は江戸時代にある仕事の一つで、現在で言う所の「裁判官」や「検事」という職業を指す。しかも一般的に町奉行というと地方の御奉行様の事を連想してしまうのだが、実際は江戸町奉行が「町奉行」と呼ばれたのだという。身分も勘定奉行や寺社奉行と同...
数学

江戸を割る―和算とトリック・占いの不思議なつながり

本書のタイトルは「江戸を割る」と書いてあったが、「何を割るんだろう」と疑問に思ったのだが、サブタイトルを見ると「割り算」であるという。 本書は江戸時代における「割り算」をピックアップしながらトリックや占い、日常生活についてどのように受け入れ...
書評

江戸の下半身事情

新書や選書などでこういった「性」にまつわる事を取り上げている本は少なくない。本書もそうであるが、以前平凡社新書にて「フーゾク進化論」と言う本を取り上げたことがある。他にもちょっと毛並みは違うが、同じように平凡社新書の「破戒と男色の仏教史」と...
日本人

儲けすぎた男―小説・安田善次郎

「儲けすぎた」と言う言葉に引っかかって購入したのだが、「儲けすぎた」と言うと「秒速」と言う言葉で世間に名を馳せた方が、急成長したものの、昨月末に資金ショートし、六本木にあるオフィスや車、さらにはマンションを売却した、と言うことで話題となって...
日本史

徳川家が見た幕末維新

1853年、ペリーが浦賀沖にやってきてから「幕末」は始まった。幕末は「激動」と呼ばれた時代なのだが、その時代の中で幕府はどの立ち位置にあったのか、新撰組の存在、さらには攘夷派の存在など文献を探してみると山のように見つかる。 しかし本書は幕末...
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