書評 無貌の神 本書は短編集であるが、全てダークな話で統一されている。 その中で、最初に出てくるのが表題作である「無貌の神(むぼうのかみ)」である。そもそも「無貌の神」自体は、 クトゥルフ神話に登場する邪神「ナイアルラトホテップ」の異名ピクシブ百科事典より... 2022.12.16 書評短編集
世界史 世界の神話 躍動する女神たち 世界にはそれぞれの場所における「神話」があり、その中でも「神」は存在する。日本でも八百万の神と数多あるが、海外における神話でも八百万とまでは行かなくとも、多くの神々が活躍していた。 その中でも本書は「女神」にフォーカスを当てている。「女神」... 2022.12.05 世界史書評
書評 かみさまのおはなし 日本神話としての物語はいくつもあるのだが、その中でも最も有名なものとして「古事記」がある。神話を取り上げているのだが、それと同時に「日本最古の歴史書」として挙げられることが多く、奈良時代になったばかりの712年につくられたと推定される。 そ... 2019.08.02 書評民俗・風評
SF 14歳のバベル 旧約聖書の「創世記」に「バベルの塔」なるものがある。それは、 「1.ノアの大洪水後、人々が築き始めた天に達するような高塔。神はこれを人間の自己神格化の傲慢として憎み、人々の言葉を混乱させ、その工事を中止させたという。 2.転じて、実現の可... 2018.04.20 SF書評
SF パンドラの少女 ギリシャ神話の中でも最も有名なもので「パンドラの箱」がある。これはゼウスからの贈り物として箱があったのだが、「決して開けるな」と言われた。しかしパンドラは好奇心に負けて箱を開けてしまい、災厄を飛び出すこととなったことを挙げている。 本書はそ... 2018.03.14 SF書評
書評 日本神話の女神たち 日本は「八百万の神の国」と呼ばれるほど、たくさんの神が存在する。その思想は宗教というよりも、むしろ日本の国土としての考え方にあり、日本にいる民族それぞれに様々な神を崇めることができる土壌があると言っても過言ではない。本書はその中でも女神にフ... 2016.02.29 書評民俗・風評
書評 笑いの日本文化―「烏滸の者」はどこへ消えたのか? 「笑い」というと日本では、落語・漫才・喜劇などが挙げられる。そう考えると日本文化には必ずと言っても良いほど「笑い」が根付いている。しかし本書は漫才や落語を取り上げている訳では無い。「烏滸(おこ:おろかなこと。ばか。たわけ。)の者」について取... 2015.01.29 書評芸能
日本史 神々と肉食の古代史 昨今では当たり前のようにハンバーガーやステーキなど肉を食べる機会が多いのだが、元々奈良時代に聖武天皇が「肉食の禁」が出て、開国を機に解かれるまでは長らく牛肉・豚肉などは食べられなかった。そのことからか兎の肉を食べるときに、兎の耳の部分が鳥の... 2014.06.04 日本史書評
哲学 神さまが教えてくれた幸福論 「人にとっての「幸せ」とは何なのか」 それは誰しも問い続ける課題としてあげられる。特に本書のタイトルにある「幸福論」については、アランやB・ラッセルの「幸福論」にもあるように名著としてあげられる作品もある。 では、日本人において「幸福」とは... 2013.11.06 哲学書評
書評 お行儀の悪い神々 ギリシャと日本の共通点、それは財政的に逼迫している所にある、という生々しくも、物騒な話はしない。もう少しきれいな共通点では神話により多数の神々が誕生したことでも知られている。ギリシャと言えば「ギリシャ神話」があり、日本にも「古事記」や「日本... 2011.12.20 書評青春