国内 超空気支配社会 日本は「空気」によって支配されていると言われても過言ではない。しかしそれは今に始まったことではなく、かつては「世間」と言う言葉に当てはめて、あたかも「空気」と同じように扱われた。 論者によってはこの「空気」について批判的に論じた人も少なくな... 2022.01.21 国内書評
書評 車椅子の横に立つ人―障害から見つめる「生きにくさ」 生きにくい世の中である。しかし何かしらのハンディを持っている方々はその度合いが強いという。しかしこの「生きにくい」の度合いは、車椅子を押している方々もハンディを持っている人と同じように強い。車椅子を引いている、ただそれだけなのに、なぜここま... 2021.01.13 書評民俗・風評
書評 空気の検閲 大日本帝国の表現規制 「検閲」と言うと、表現の自由を規制する中でもっともネガティブな存在である。というのは元々日本国憲法にある「表現の自由」に違反していることにある。とはいえ本書はあくまで戦前、日本国憲法が生まれる以前の「大日本帝国憲法」が定められていた時代に遡... 2020.10.11 書評法律
国内 加害者家族バッシング―世間学から考える 海外では人種・身分の差別が根強く残っている所がある。中にはニュースにもなり、差別によって凄惨な事件の引き金になることも少なくない。日本では差別はないのかというと、実際にはそうではない。センセーショナルな事件において、地域や家族を排斥するよう... 2020.07.29 国内書評
仕事術 いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則 「空気を読め」と言うような言葉が十数年前から言われているのだが、良くも悪くも日本は「世間体」や「空気」といったものを重んじている。しかしその空気も悪いモノになってくるとなると、その空気の中にいたくないとも言える。その空気を変えることもまた一... 2020.03.09 仕事術書評
国内 社会学 – わたしと世間 「社会学」と言うととっつきにくいように見えて、私たちの生活に密接することが多々ある学問である。もっとも「社会現象」といった家族やコミュニティ、さらには時事的な要素に至るまで社会学的に読み解くことができるためである。もっとも「世間」や「空気」... 2019.09.02 国内書評
国内 「超」入門 空気の研究 日本人の思考と行動を支配する27の見えない圧力 著者の鈴木様より献本御礼。 本書は今から41年前に上梓された評論家である山本七平(やまもとしちへい)の「「空気」の研究」を「超入門」という形にて解説されたものである。ちょうど良いタイミングなのかどうなのか不明だが、本書が上梓されるのと同時期... 2018.12.07 国内書評
教育 HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子 皆さんは「HSC」という言葉をご存じだろうか。調べてみると、 「ひといちばい敏感な子(Highly Sensitive Child)」(p.2より) だという。敏感にも程度はあるのだが、空気を必要以上に読む、あるいは悪い空気やニオイ、さらに... 2018.11.11 教育書評
国内 不寛容社会 – 「腹立つ日本人」の研究 – ここ最近では社会そのものが「不寛容」になっているように思えてならない。一つの意見があると言っても「賛否両論」があるのは必然としてあるのだが、そもそも賛否両論の中には「不寛容」な要素があり、その不寛容さが社会そのものをギスギスしたものにしてい... 2018.05.07 国内書評
哲学 「上から目線」の構造 最近世の中の人々は「上から目線」でモノを言う人が多いのだという。意識しなくても、相手に対して「できていない」と批判したり、威張り散らしたりするなど、若者から中高年に至るまで幅広い年代で「上から目線」でモノを言っている。本書はなぜ「上から目線... 2014.06.17 哲学書評